
こんにちはHitouch(@hitouch_life)です。
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FIRE(経済的自由を手に入れてアーリーリタイア)という生き方を目標に、フリーランスとして自由な働き方を実践しています。
グーグルアドセンスから『AMP対応をして下さい』という不可解な連絡がありました。多くのブロガーさんがこれに困惑していたようで、ツイッター上では『対応すべき』とか『対応すべきでない』とか…様々な議論が展開されていました。
僕はというと…AMPに関する知識をほとんど持たない状態(ざっと調べただけ)で、『グーグル神がやれというのだからやりましょう』という軽いノリで、AMP用にプラグインを導入しました。
しばらくすると、サイトがAMP化されているのが確認できました。
その当時は『お!できてるできてる!』みたいに、AMP化をポジティブに捉えていたのですが…AMP対応後徐々にPVが低下していきました。
いろいろと調査してみると、内部リンクが全く機能していないようで、サイト離脱率が大きく増加していました。
AMP対応をしたことで、サイトが簡略化されてしまい、せっかく作りこんリンクが全く踏まれなくなってしまったのです。
これはいかん!!
ということで、すぐにでもAMPを中止しようとしましたが…そう簡単にはAMP化を元に戻すことはできません。
プラグインを中止するだけでは元に戻らないのです!!
ということで今回は、AMP対応を中止したことで、PVが上がった(元に戻った)僕の体験談を紹介しながら、AMPを中止する手順をご紹介します。
- サーバー:エックスサーバー
- ワードプレス
- テーマ:JIN
- PV:10万→7万(AMP後)→12万(現在)
Contents
AMP対応することでPVが低下する理由
AMP対応は、グーグルがモバイルページ向けに推奨しています。そのため、多くのブロガーさんがAMP対応を実施されている(?)ことかと思います。
僕もその一人で、せっせとAMP対応を実施しました。
AMP化はプラグインで簡単に実施できたのですが、徐々にPVが低下していくではないですか!
グーグルにはしっりとインデックスされているようで、僕の場合検索順位に大きな変動はありませんでした。
しかし…内部リンクが全く踏まれなくなってしまったのです。
サイトの形が大きく崩れる
AMP化すると、サイトの表示速度がびっくりするほど早くなるのですが、サイトがかなり簡略化されてしまいます。
細部までこだわって作ったサイトも、AMP対応の前では無力です。
僕の場合、内部リンクが全く効果を発現しなくなってしまいました。
↓内部リンクとはこういうやつです

『合わせて読みたい』のように表示することで、クリック率向上に大きく寄与するのですが、残念ながらAMP対応をしてしまうと、きれいに表示されなくなってしまいます。(テーマによります)
サイトの形が崩れて、内部リンクが効果を示さなくなり、サイト離脱率が大きく上がってしまったというのが、僕がしでかした失敗です。
AMP対応を中止するにはどうしたらいいの?
ここからは、AMP対応をやめたい!という人のために、AMPを中止する方法を紹介していきます。
繰り返しますが、AMPはグーグルが推奨していいますし、サイト表示速度が上がります。そのため、AMP対応をやめることで何らかの不具合が生じる可能性もあります。AMP対応を中止したい方は、全て承知の上で自己責任で実施して下さい。
リダイレクトの設定→プラグインの中止
- リダイレクトの設定
- プラグインの中止→削除
これがAMP対応を中止するための2ステップです。
以下に詳しくご紹介します。
【404 Not Found】リダイレクトを設定する
いきなりプラグインを中止するのはやめましょう!
プラグインを中止することで、『https://サイトURL/amp』というURLが機能しなくなってしまいます。
そのため、グーグルの検索画面からサイトに流入した訪問者に『404 Not Found』という画面が表示されることになります。
つまり、いきなりAMP対応のプラグインを中止することで、AMP化されたページが“行方不明”になり、訪問者に適切なページが表示されないということです。
ここで行うべきは、AMP化されたページに流入した訪問者を、正規のページにリダイレクトしてあげるという対応です。
リダイレクトを設定し、AMP化されたURLに入ってきた人を、正規のページに戻してあげよう!
エックスサーバーで『.htaccess』を編集する
実際にリダイレクトを設定するためには、サーバー上の『.htaccess』にコードを追加します。自信がない人はやめましょう。コードの追加は自己責任です!
*)本記事はエックスサーバー使用者向けに編集方法を紹介しています。
エックスサーバーにログイン

エックスサーバーにログインしたら、『.htaccessの編集』画面へ移動します。
.htaccessの編集でコードを追加

RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^(.*)/amp/?$ $1 [R=301,L]
このコードを『.htaccess』に記述します。
これでリダイレクトの設定は完了です。
その他のリダイレクト方法
サーバー上から『.htaccess』を編集する以外に、『functions.php』にコードを記述する方法や、プラグインを利用する方法などがあります。
よくわからないという場合は、プラグインを探してみるほうが良いかもしれません。
ご自分にあった方法を選択されるとよいかと思います。
AMPプラグインを停止→削除する
リダイレクトを設定することができたら、AMP対応のために導入したプラグインを停止しましょう。
プラグインの停止によってページが見つからなくなってしまっても(Not Found)、上記の設定が完了していれば、正規のページにリダイレクトされるはずです。
リダイレクトされることを確認した後に、当該プラグインを削除しましょう。
僕はこれでAMP対応をやめることができました。
サーチコンソールでインデックスを確認
上記の設定が完了したら、あとは祈るしかありませんが、サーチコンソールでインデックスを確認してみてもよいかもしれません。
僕の場合、基本的な検索順位に大きな変化はありませんでした。
AMPを中止したら2ヶ月ほどでPVが爆上げした

AMPの中止だけが理由なのかはわかりませんが、AMP対応を中止したところ、PVが右肩上がりに上がっていきました。(あくまでも僕の場合です)
AMP対応を中止したことによる弊害は、今のところ…ありません。
AMP対応を中止したことで悪影響があれば、また報告させていただきます。