
参考書籍 デイトレード
地上に花を咲かせる前に植物が地下に音を伸ばしているように、
トレーダーはまず内側から成長するのである。
デイトレードより引用
こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
オリバー ベレスさんとグレッグ カプラさんの『デイトレード』。
本書には、勝ち続けるトレーダーが持っている思考や哲学が丁寧に記載されています。
トレード手法を学ぶというのは、そんなに難しいことではありません。
FXや株のトレードをやっている人なら、誰しもが『移動平均線』とか『フィボナッチ』とか知っているわけです。
ソフトさえあれば、テクニカル指標を使うことも簡単です。
・・・でも勝てません。
勝てるけど、勝ち続けられません・・・
- ローソク足の読み方
- テクニカル分析
- チャートの流れを読む
- ・・・
本屋に行けば、このての本がいくらでも手に入ります。
ネットにも情報は溢れています。
でも勝てません・・・
勝てるけど、勝ち続けられません・・・
マネーを儲けるためのトレーディング手法を身につけること自体はそれほど難しいことではない。
難しいのは、それに習って訓練し、実践することである。
デイトレードより引用
人が取引するかぎり、トレードにはメンタルが必要です。
システムを構築し、AIにトレードさせているという場合は別だと思いますが、『注文』を人が行う限り、トレードにおいて重要なのは『精神力』です。
精神力を支える柱の一つが『価値観』です。
トレードで勝てないのなら、価値観を変えてみませんか?
そうすればトレードが変わる“かも”しれません。
最も重要なことは『小休止』すること

何もするな、そこにいろ
ジョン・C・ボーグル
『インデックス投資は勝者のゲーム』の著者、ジョン・C・ボーグルはこう言っています。
参考書籍
インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法 (ウィザードブックシリーズ Vol.263)
勝ち続けるトレードをするためには、今までの価値観を変える必要があります。
日本人の大半は、『頑張る』という事が評価される社会に生きています。
幼少期から『頑張ったね』と褒められ、学童期には『頑張りなさい』と言われます。
『頑張ろう』『全力を出そう』『努力しよう』『がむしゃらにやろう』『声を出そう』・・・
世間にはこういった価値観が溢れかえっています。
頑張るということは素晴らしいことです。
猛暑の中、高校球児ががむしゃらに野球をやっている姿は、多くの人の心を打ちます。
たとえ負けようが、『頑張った』という事実が人を感動させます。
この当たり前の感覚が、脳を『普通』にしてしまうのです。
『普通』というのは悪いことではなく、社会生活を送る上ではむしろ大切な能力です。
しかしトレードにおいては、『普通の脳(価値観)』で勝ち続けることは難しいです。
『普通』は、やればやるだけ負けるのがトレードです。
トレードで勝つためには、頑張る事が大切だという当たり前の価値観を捨てねばなりません。
何もしないことがベストな選択である場合
相場を見ているとトレードしたくなります。
ポジションを持ちたくて持ちたくてウズウズしている時は、どんな心理状態でしょう?
どんな理由でトレードしようとしているのでしょう?
そのトレードは『勝つため』ではなく、『高揚感を得るため』であり、『仕事をしたという実感を得るため』である可能性が高いです。
トレードをしたくなってポジションを持つ時というのは、『頑張ろう、努力しよう、挑戦しよう』という心理に基づいての行動です。
ベストなタイミングではないと分かっていても、エントリーしてしまう。
誰しもがやってしまった事があるはずです。
これは、幼少期から脳に植え付けられた、『頑張る』という魔法の言葉の“おかげ”です。
価値観を変えましょう。
がむしゃらにやれば良いというものではありません。
汗水たらせば良いというものではありません。
行儀よくすれば良いというものではありません。
上司や先生の顔色を伺っていれば良いというものではありません。
頑張れば良いというものではありません・・・。
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洞察力・直感力・創造力・・・脳を鍛えること

静止していることによって精神的に落ち着き、明快な思考が得られることもある。
デイトレードより引用
トレードで勝つためには、頑張ることが正解ではありません。
しかし・・・
だからといって『だらだらすれば良い』という事ではありません。
成功しているトレーダーや投資家は博学です。
博学というのは、いくつもの博士号を取得しているという事ではなく、知的好奇心が旺盛で、幅広い知見をもっているということです。
だからこそ・・・
人に見えないものが見え、人よりも多くのことを感じられるようになります。
非常に多くの本を読み、世界を見てまわり、多様な考え方を脳にインプットしています。
博学な人というは、『頑張って』本を読むわけではありません。
自分が読みたいように読む、自分が行きたいところに行く。
自分がやりたいからやる。
これこそが、脳を成長させる秘訣です。
イヤイヤやっても『セロトニン』や『ドーパミン』という、脳内物質は分泌されにくいので、脳は成長しません。
『好きこそものの上手なれ』という言葉があるように、『知識の吸収』を好きになることで、脳は急速に成長します。
様々な知識を得て、洞察力や直感力や感性を磨き、脳を鍛えることが、勝ち続けるトレーダーになるためには必要です。
ヨガや瞑想をしよう
一般的な『9時5時仕事』の日本企業で、出社して朝からヨガをしていれば、上司に叱られるでしょう。
退屈な古文の授業中に瞑想していれば先生に怒られるでしょう。
いくら脳を鍛えることが重要であっても、『頑張る』事が評価させる社会の中では、『何もしない』事は“悪”と見なされがちです。
しかし、トレーダーは違います。
大切なことは『脳を鍛える』ことです。
一見時間を無駄にしているような、『何もしていない時間』というのは、脳をクリエイティブにします。
参考記事
何もしていない時間を作り出すには、ヨガや瞑想がおすすめです。
参考記事
繰り返しますが、トレードは頑張るだけでは勝てません。
脳を鍛えるという事を意識して生活してみてはいかがでしょうか?
脳が鍛えられれば感性が変わります。
感性が変われば価値観が変わります。
価値観が変わればトレードが変わります。
頑張っても勝てない時は、頑張らないという事を頑張ってみるのも良いかもしれません。
Sincerely,
Hitouch「T」
参考書籍
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