
投資の目的は『より安全により効率的にお金を増やすこと』です。
目的達成のためにできることは、より安く買うことであり、暴落のタイミングこそチャンスです。
しかし、暴落時ほどキャッシュを増やしたい気持ちになりますよね。
そこで本記事では、自分への戒めもこめて、貯金の目的とはなにか?という基本から見直したいと思います。
Contents
貯金に求めるものはなにか?

投資の目的は『より安全により効率的にお金を増やすこと』です。
つまり、投資に求めるものはリターンです。
では、貯金に求めるものとはなんでしょう?
貯金に求めるものは元本保証と流動性です。
超低金利時代の中にあっては、だれも貯金で儲かるなんて思っていません。
それでも多くの人は銀行にお金を預けますよね。
銀行にお金を預ける理由は『安全』で『いつでも引き出せる』からです。
すなわち、貯金に求めるものはリターンではなく安心感です。
リスクを取らないリスク
しかし、安心だからという理由でひたすら貯金をしていては、お金の価値は低下していきます。貯金に保証されているものは『元本』であって『価値』ではありません。
インフレの影響によって、お金の価値は時間とともに減っていきます。(100年前の10万円は結構な価値があったと思います)
だからこそ、お金を増やし続ける必要があるのです。
貯金をしているだけでは、インフレに勝つことはできません。
お金を貯めるだけでは不十分です。
そこで必要になるのが…投資という考え方です。
インデックス投資は勝者のゲームである
投資が必要だと頭では理解していても、実際に投資を始められる人は少ないです。
投資はギャンブルだと感じている人が多いことが理由のひとつなのでしょうか…。
しかし、投資がギャンブルかどうかは別にどうでもよく、より安全により効率的にお金が増えればそれで良いのです。
ギャンブルの還元率
- 宝くじ:45.7%
- 競馬:74.1%
- 競艇:74.8%
- 競輪:75%
ギャンブルの還元率を示してみました。
還元率というのは、胴元(運営)が徴収する手数料を引いた期待リターンのことです。
還元率70%のギャンブルの場合、1万円を使うと7000円になって戻ってきます。
つまり、やればやるほどお金は減っていきます。
これがギャンブルです。
ちなみに…
オンライン証券の手数料は驚くほど低いので、株式投資の還元率は98%とか99%というレベルになります。
仮に投資がギャンブルであったとしても、手数料が少なく還元率が高い株式投資は優れた戦略であるといえます。
インデック投資は勝者のゲーム
参加者のうち『誰かが勝ち誰かが負ける』これをゼロサムゲームといいます。ギャンブルは基本的にゼロサムゲームです。(手数料の分だけ負けるマイナスサムゲームです)
しかし、インデックス投資は違います。
インデックス投資は参加者全員が勝つ可能性のあるプラスサムゲーム、つまり…勝者のゲームなのです。
なぜそんなことが起こるのかというと、市場全体が成長するからです。
市場全体の成長によってマネーの総量が増えるため、株式投資では全員勝つということが当たり前のようにあり得ます。
インデックス投資の詳細はこちらの記事にまとめています≫市場に勝つ?ために投資家がすべき行動とは?
コロナショックの今こそ絶好のチャンス

とはいえ、株式投資で勝つためにはコツが必要です。
そのコツとは『安く買うこと』です。
とにかく安く買うことが投資で勝つためのコツです。
すなわち…暴落している時に買え!ということです。
株が暴落しているときは、ニュースでネガティブな報道が流れます。
それを見た人が心配になって株を売り、さらに市場は値を下げます。
そこがチャンスです!
新型コロナウイルスのパンデミックによって市場は暴落しています。
コロナショックです。
このショックをただ茫然と眺めるのか…
一歩足を踏み出せるのか…
暴落はチャンスです。