こんにちはHitouchの「T」です。
ドル円が久しぶりに「113円」の壁を突破しました。
7月19日7時現在、112円台までおされていますが、ドルはかなり強気なようです。
米国株投資をするには「米ドル」が必要です。
「米ドル」と手に入れるためには「外貨両替」をしなければいけません
「外貨両替」をする際には「為替リスク」を考慮する必要があります。
*)「円貨決済」も可能ですが、「為替リスク」は内在しています
「米ドルが高い」時に両替してしまうと、株価が上がったとしても「為替で損をする」可能性があるということです。
だからといって為替相場の未来は分かりません。
どうすればよいのでしょうか?
Contents
為替リスクをいかに減らすか?
米国株投資家にとって為替リスクは、頭を悩ませる問題です。
特に、株式市場急落場面での「有事の円買い」による「円高」は、「株価」と「為替」のダブルパンチを食らうことになりますので、精神的にも結構きついものがあります。
有事の円買いとは?
相場には「有事の円買い」と呼ばれる「リスクオフ」の動きがあります。
世界情勢等の影響を受け、市場に「リスクオフムード」が立ち込めた時に、「円」が買われる動きの事を「有事の円買い」といいます。
円が買われる理由は諸説あり、多くのサイトでまとめられていますので、そちらをご参照いただきたいのですが、まず知っておくべきことは「リスクオフ局面では円が買われやすい」という事です。
「米国市場暴落」や「米中関係悪化」みたいなニュースがあったりすると、一時的に「円高」に振れる事があります。
特に、「米国株式市場暴落」の場合、米国株投資家はそれだけでダメージを受けていますので、有事の円買いによる「円高」は更なる追い打ちです。
米国株に投資する際には、こうした為替リスクを少しでも減らす方法を考えておく必要があります。
方法1:ドルコスト平均法
僕が最も優れた方法だと思うのが「ドルコスト平均法」です。
外貨や株式を「定期的に」買い付けることで、買い付け額はいずれ「平均値に回帰」します。
為替や株価の変動に囚われない投資が可能になります。
長期投資を行う際には非常に有効です。
つみたてNISAではぜひ採用したい方法です。
僕はインデックス長期投資を実践していますが、ドルコスト平均法で買っています。
方法2:FXの「ドル円ショート」を利用する

現在の「ドルインデックス」は、一番上に引いた「赤色のレジスタンスライン」に頭をおさえられている状態です。
このまま抜けていく可能性はじゅうぶんあります。
しかし、一旦「2段めの赤色ライン」まで落ちてくる“かも”しれません。
“かも”と思った時には「FX」を利用します。
FXで「ドル円ショート」をしておくことで、一時的な暴落によって「米株に含み損」が出ている場合でも、FXでは利益を出し続けることができます。
デメリット
もちろんデメリットもあります。
そのまま「ドル高」が進行していった場合、「FX」が含み損になるという事です。
更に「ドル円ショート」であれば、スワップポイントも「マイナス」です。
当たり前といえば当たり前の事ですが、しっかりと自己資金を管理して、どのくらいリスクヘッジしておくのが良いのかという事を考えた上で、実行する必要があります。
方法3:上がったら売って、下がったら買い戻す
「高いところで売って、安くなったら買い戻す」作戦です。
為替でも同じように「円安ドル高」でドルを円に変えて、「円高ドル安」で円をドルに変えれば、それだけで儲かります。
つまり、「トレード」をするという事です。
しかし、これはお勧めしません。
なぜなら、「普通は無理」だからです。
「底で買って天井で売り、更に底で買い戻す」ためには、未来を予知する能力が必要です。
そんな事は「普通は無理」です。
プロのファンドマネージャーでさえ、「短期トレード」で市場平均に勝つのは難しいといわれています。
プロで無理なら無理じゃない?
というのがお勧めしない理由です。

しかし、「諦めたらそこで試合終了だよ。」なんて名言もありますので、自信がある方は、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
但し・・・「プロでも難しい」という事を忘れてはいけません。
テニスで錦織圭選手に勝てますか?
将棋で羽生竜王に勝てますか?
ストリートファイターで梅原さんに勝てますか?
>>>【勝ち続ける意志力】プロゲーマー梅原大吾の生き様を見よ
相手は「プロ」です。
挑戦する際にはどうかお気をつけ下さい。
更に、「トレード」は、やればやるだけ「手数料」がかかりますので、コスト的にもお勧めできません。
【まとめ】為替リスクを少しでも減らすには?
方法1:ドルコスト平均法
方法2:FXでドル円ショート
方法3:「短期トレード」をする→お勧めしません!!
ドルコスト平均法や、「オプション」を利用した、暴落に対するリスクヘッジは多くのサイトで紹介されています。
「オプション」も「ドル円ショート」も、暴落がなければただ「損」をするだけです。
ですが、「保険をかける」という意味では、ただ損をするというのも時には重要です。
暴落がいつくるのかなんて分かりません。
くるのかどうかも分かりません。
来るべき日備えて、自分の資金量と相談しながら、少しずつ「為替リスクの保険」をかけ始めようと思います。

ドルインデックスの長期チャートです。
今後どうなるのかなんて、素人の僕には分かりません。
いくつかのサイトでは「テクニカル的」には「まだ上がる」という事が書かれています。
僕は天の邪鬼ですので、少しずつ「ドルを売っていこう」と思っています。
人の行く裏に道あり、花の山
相場格言
Sincerely,
Hitouch「T」