
10日の米株式相場は大きく反発しました。
ダウ工業株30種平均は前日比1167ドル14セント高い2万5018ドル16セントで取引を終えています。
主な要因としては、米政府が、共和党議員に対して年内の給与税の免除を打診したことや、米国内での新型コロナウィルス検査の自己負担金の免除や感染者の治療に関する保険適用範囲の拡大などを表明したことで、投資家心理が改善したことなどが挙げられます。
いってしまえばトランプ砲ですね。
『ここが底』と見た投資家達が、我先にと一斉に買戻しをした結果…
現状ではなにも変わっていないにもかかわらず、米国株は大幅に上昇しました。
はたして…本当にここが底なのでしょうか?
底値で買うことは不可能
底値で買うことは不可能です。
取引の回数が多ければ、『底値で買えた』という経験は何度かあるでしょうが、はっきり言ってそれはたまたまです。
暴落時にショートして大儲けすることが不可能(狙ってできる人はほんの一握り)なように、底値を狙うなんてことはばかげています。
ファンダメンタルの大幅な改善(ワクチンが開発されるなど)や、テクニカル的に移動平均線ぴったりでの跳ね返るなど、『底』を示唆する指標は出てくるでしょうが、そこが底になるかは誰にも分かりません。
効率的市場仮説
効率的市場仮説とは、すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されているとする仮説であり、市場はいつも正しく、何人も市場を出し抜くことはできないということを教えてくれます。
コロナショックに揺れる現在の市場が効率的だとは思いませんが、このボラティリティも含めて“効率的な市場”なのでしょう。
参加者やマネーの量など、市場規模が大きくなりすぎて、おおよそ人知を超える状態になっているのではないでしょうか。
だからこそ僕たちは、市場についてあれこれ考察し、ああでもない、こうでもないと議論し、自分が納得できる答えを探します。
正しい答えを知る人など存在しませんから、答えが正しいか間違っているかではなく、自分が納得できるかどうかが重要です。
宇宙人がいるかいないかを議論するのって楽しいじゃないですか。
自分はこう思う!
いいやそれは間違っている…
アツくなり過ぎなければ、人知を超えるものを想像することは非常に楽しい。
相場だってそうじゃないですかね。
より“それっぽい”ことを言っている人をフォローしたり、自分と近い考え方(投資戦略)の人の言うことを信頼したり…
大切なことは自分の考えをはっきりさせることだと思います。
ここが底?そんなこと知らないよ!
僕の考えは『ここが底かなんて分からないからドルコスト平均法で買い続ける』です。
しかし…『ここが底だと後悔するから多めに買う』でもあります。
悲観的な遺伝子
どちらを選んでも後悔するのが人生だと、最近よく思います。
ネガティブな意見で申し訳ありませんが、僕はそういう悲観的な遺伝子をもっているのだと思います。楽観的でポジティブな遺伝子を持っている人を羨ましく感じます。
ここが底でも、ここが底じゃやなくても…僕はきっと後悔します。
仮に底だったとしたら、キャッシュを残した自分の弱さを後悔し…
仮に底じゃなかったら、ナンピン買いをした自分の愚かさを悔やみます…
いずれにせよ後悔するのが人生なんですよ。
やっても、やらなくても。
コントロールできることだけに集中すること

自分ができることに集中する方が人生は充実します。
ここが底かどうかを悩み続けるよりも、投資のルールを決めること。
チャートにいっぱい線を引いて未来を予想するよりも、携帯の料金プランを安くすること。
電車の中でマスクをしていない人を叱責して面倒にまきこまれるよりも、電車に乗らなくても稼げるスキルを磨くこと。
自分ができることに集中することが大切だと“僕は”考えています。
だからこそ…
今後幾度となく訪れるであろう『ここが底で買い増し』できるように、毎月のキャッシュフローをプラスにすべく、今もコツコツとブログを書いています。
自分がコントロールできることに集中せよ
自分がコントロールできる対象を広げることを成長といいます。
暴落時にこそ読み返したいおすすめ書籍
米国株投資家のバイブル…赤本。
シーゲル先生の『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』です。
米国株投資をするなら何度も何度も読むべきです。
大学受験の時、ボロボロになるまで赤本を読んだように…。
\今すぐチェック/
忙しいあなたはオーディブルで『聴く読書』を!
聴く読書オーディブル。
- 通勤時間に車の中で…
- 家事をしながら…
- お風呂に入りながら…
- ベッドの中で聴きながら寝る…
オーディブルを活用すれば、日常の様々なシーンで『読書』が可能になります。
忙しいビジネスマンにこそおすすめなサービスです!
Amazonのサービスですので安心です≫Amazon公式ページへ
\今なら1冊無料/