【本の紹介】読書感想文

【おすすめ書籍】天才とは努力を続けられる人のこと/山口真由

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 (扶桑社新書)

こんにちはHitouch(@hitouch_life)です。
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現在はフリーランスとして自由な働き方を実践しています。

僕は年間100冊程度の本を読んでおり、このブログでもいくつか良書を紹介しています。>>良書紹介ページへ

 

今回は、先日本屋に行った際にたまたま見つけてなんとなく買って一気読みした…そんなおすすめ本を紹介します!

 

 

[spoiler alert] 本記事はネタバレを含みます

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。/ 著:山口真由

この本を出版してから4年が経った今、私は執筆当時の自分を叱ります。

自分が紡ぎ上げた「努力のための方法論」。それは誰でも真似のできるものだと言い切るのは、少し怖かった。

自分を特別だと思いたい気持ちがまだ残っていた。

(中略)

努力の本質は、あなたの日常の中にあります。

新書版のためのあとがきより

僕が『この本はいいなぁ』と思ったのが、『新書版のためのあとがき』の中にあるこの一節です。

この言葉があったからこそ、僕は本書を紹介しようと思いました。

山口真由さんの成長を感じる本

著者情報
  • 山口真由(やまぐち・まゆ)
  • 1983年札幌市生まれ
  • 2006年東京大学法学部を首席卒業後、財務省入局
  • 2009年から2015年まで弁護士として奮闘
  • 2016年にハーバード大学ロースクールを終了
  • 現在はニューヨーク州弁護士

本書は、山口真由さんが『初めて書いた本』として2014年に出版されています。

そのため、内容はとても充実しているのですが、どこか『可愛らしい』ような、どこか『素人っぼさ(いい感じの)』が残るような文章で構成されています。

2014年出版時のあとがきと、2018年に書かれた新書版のあとがきを見比べると、文章が全く違うものになっていることが分かります。

文章だけではなく、人間としても大きく成長されている様子がひしひしと伝わってきて、『これが努力による成長か』と、それまでの本文で書かれた努力の方法論の根拠をより一層強めており、思わずもう一度読み返してしまいました。

これは薄っぺらい自己啓発本ではなく、すぐにでも取り入れるべき知識の源であり、山口さんの魂の言葉だと感じました。

努力の天才のエピソード

私は自分のことを「天才」と思ったことは一度もありません

自身を努力の人と定義している山口さんは、人によって得意分野こそあれど、『突き抜けた努力さえすれば誰でも成功できる』という内容を本書で述べられています。

東大を首席で卒業し、財務官僚や弁護士、ハーバードへの留学などなど…華々しい経験を持つ自分自身について、『私は天才などではない』と語っています。

そして、その努力のノウハウを、誰にでもできる方法として、本書にまとめているのです。

つまり、努力さえすれば、誰でも(得意分野との相性は必要)山口さんのような“天才”になれるうえ、その努力には方法論があるというわけです。

天才のエピソード

しかし、本書にはところどころ『天才のエピソード』が登場します。

ものすごく強烈な『自分ルール』を設定したり、幻聴が聞こえるまで勉強したり…一般的な努力の範囲を超える、『天才しか成し得ない努力』が記載されています。

足を冷水で冷やしながら19時間勉強することを『努力』だと言われても、全然共感することができませんよね。

本書をパラパラと読み始めたばかりの時には、『なんだ普通の自己啓発本か』、『努力自慢のハウツー本か』と皮肉めいた気持ちになりました。

本書で紹介されている具体的な努力の方法論は、日常生活にすぐにでも取り入れたい素晴らしい方法ですが、著者が“天才すぎて”共感することができないのです。

オリンピック選手が行っている日々の努力は、たしかに努力です。

しかし、その努力のメニューを教えてもらったからといって、同じことができますか?

その努力のメニューを『あたりまえの努力』だといわれて、共感することができますか?

できませんよね。

『普通』の人には共感できないんですよ。

山口さんの語る『努力』も同じだと感じました。

成長した山口真由

この本を出版してから4年が経った今、私は執筆当時の自分を叱ります。

自分が紡ぎ上げた「努力のための方法論」。それは誰でも真似のできるものだと言い切るのは、少し怖かった。

自分を特別だと思いたい気持ちがまだ残っていた。

先程も紹介した『新書判あとがき』からの引用です。

2014年(出版当時)の山口さんは、おそらく自分のことを『特別だ』と思いながら、本書を書いたのだと思います。

自身を努力の人だと『謙遜』しながらも、心のどこかには『天才』である自分自身をアピールしたいという気持ちがあったのだと思います。

 

他者から見れば、山口さんは、どこからどう見ても天才で特別です。

羨ましい…彼女のようになりたい…そう思われる存在であることは間違いありません。

いくら自分で『努力の人』だといっても、他者はそうは思いません。

彼女は天才です。

みんな彼女を天才だと思うのだから、それはそれでいいのです。

 

しかし、2014年の当時、彼女自身すら気づいていない、彼女自身のおごりや、傲慢さが、本書の所々にちりばめられて“しまって”います。

繰り返しますが、それでいいんです!

彼女は天才なのだから!

 

ただし、その『ちょっとした上から目線』によって、本書は普通のハウツー本になっていたのだと感じました。

  • 役に立つけど心には残らない
  • 素晴らしいが真似できない
  • 自己啓発が好きな新社会人におすすめ

批判を承知で酷評するならこんなところです。

 

ですが…『新書版のあとがき』が存在することで、本書は本当に素晴らしい作品になったと思います。

多くの人に広めたい芸術作品のひとつだと感じました。

過去の自分を叱ることができる強さ

執筆後4年が経ち、さらに成長した山口さんは『自分を特別だと思っていた過去の自分を叱りたい』といっています。

過去の愚かな自分をただ恥じるだけではなく、その自分自身と真正面から向き合うこと。

過去の自分を糧にして、次の自分へ進化していく…この繰り返しこそ努力なのだ。

彼女の積んできた『努力の人生』そのものが、あとがきの成長にあらわれている…僕はそう感じました。

そして本書が好きになりました。

僕はもう一度読んだ

僕はあとがきを読み終えた後、もう一度初めから本書を読みました。

すると…山口さんの言葉の力が、本書に込められた彼女の想いが、ひしひしと伝わってくるような気がしました。

自分にはどのような努力ができるのか?

プロフィールにも書いていますが、僕はパニック障害という病気になって、ひとりで外出するのが難しい、いわゆる『ひきこもり』のような状態になりました。

  • 人に合うのが怖い
  • 電車が怖い
  • 日差しが怖い
  • エレベーターが怖い

パニック障害を克服するためには、ちいさな挑戦が欠かせません。

失敗を恐れず一歩踏み出す勇気こそが、パニック障害を克服する唯一の方法です。

ちいさな挑戦の積み重ねや、一歩踏み出す勇気というのは、山口さんのいう『努力の本質』に近いものがあります。

華々しい、人に自慢できるような努力だけが努力なのではなく、繰り返す日常の中にこそ努力の本質はある。

僕は、毎日小さな挑戦をすることを継続したいと思っています。

 

たしかに結果はでません。

いつまで経っても、その場から動いていない気すらします。

この努力に意味があるのか?

この努力を続けて何になる?

そんな…

継続するのが馬鹿らしい努力こそ繰り返すべきです!

 

それこそが努力なのだと、山口さんの本を読んで確信しました。

本書のおすすめ読者は?

おすすめ読者
  • 成長したい
  • なかなか結果が出ない
  • 苦しい…
  • 新しい自分になりたい
  • 自分を変えたい
  • 自分はもっとできるはず

人生生き方自己成長に迷っている方は、ぜひ本書をお手にとってお読み下さい

子供にしつこく勉強しなさいと言うくらいなら、本書をそっと机においておきましょう

自発的な努力こそ…努力です。

そのための方法論がここにあります。

 

 

山口真由さんのおすすめ著書一覧

 

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