
こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
「科学で勝負の先を読む」ウィリアム・パウンドストーン著
目の前のお皿に唐揚げが1つ。
友人と取り合いになります。
そんなときはじゃんけんですよね。
あなたは何を出しますか?
もしも科学で勝負の先を読めるとしたら・・・
いつだって唐揚げはあなたのものです。
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科学で勝負の先を読む -投資からテニスまで先を読むため・読まれないための実践ガイド-
【ネタバレあり】本記事はネタバレを含みます。
予測不可能はこんなにも予測可能
予測不可能はこんなにも予測可能だ
投資だけではなく、じゃんけんやテニスのサーブやPKまで、予測不可能な事がもしも予測可能なのだとしたら・・・
科学でもなんでもいいからその秘訣を知りたいですよね?
人の打つ手はランダムではない
人の気まぐれな選択やランダムな「手」は無意識に何かのパターンに陥っています。
ランダムに見せかけようとすればするほどパターン化します。
こうなれば、予測不可能なことも予測することが可能になります。
ショートストーリー「宿題」
[注意]これは本書に記載されたデータを引用し、僕が考えたストーリーです。わざと面白おかしく表現していますのでご了承下さい。
「いまから1人1枚ずつコインを渡す」
「家に帰ったら200回コインを投げて出た目を全て記録すること」
「これが今日の宿題だ!明日必ず提出しなさい」
とある数学の授業でいきなりこんな宿題が開始されました。
真面目な学生は200回きっちりやるでしょう。
普通の学生は10回程度やって後はランダムに書くでしょう。
不真面目な学生はこんな宿題のことなど聞いてないでしょう。
翌日の授業で先生はこう言います。
「200回やらずにランダムに書いたやつはすぐ分かるからな!君たちはもっと確率を勉強するべきだ!」
「実際200回やった君たち!君たちは・・・まぁいいんだけどさ!いいんだけど・・・もうちょっとあんじゃん!上手くやるって言葉があんじゃん!」
すると先生は、いとも簡単に真面目に200回コインを投げた学生のレポートを見分けました。
さて、先生はどうやって真面目な学生のレポートを見分けたのでしょう。
セオドア・P・ヒルの実験
Hill, Theodore P. (1998) The First Digit Phenomenon. American Scientist 2.著者はこの文献を参考文献として引用しています。
こちらの論文によると、ランダムに200回のコイントスを行えば、裏か表のどちらかが連続で6回続くことはほぼ確実です。
一方で「あえてランダムに書こう」とすると、6回も続けて「表」と書くことは容易ではありません。
人はランダムを作り出すのが苦手

本書では一見ランダムに見える、もしくは見せかけようとする人に、確認できるパターンが多く記載されています。
ランダムにやろう、ランダムを作り出そうとしても、残念ながら人間にはそんな便利な機能はありません。
じゃんけん、テニス、PK、パスワード、そして株式投資・・・
パターンを読むことで、未来を予測する。
この本を小学生の時に読んだとしたら、僕はメンタリストを目指したでしょう。
Sincerely,
Hitouch「T」
ちなみに・・・
素人相手のじゃんけんなら「パー」一択です
その理由はご自身の目でお確かめ下さい
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