
こんにちはHitouchの「T」です。
*)この物語はフィクションです
あなたは恋人とハワイ旅行に出かけます。
買い物は全てクレジットカードで行い、チップその他のために、現金3万円を両替すると決めています。
「空港で両替していこうか?」
そう問いかけるあなたに恋人は言います。
「ハワイの方がレートが良いらしいよ。もったいないよ。」
*)国内空港レート【BUY】110.0 【SELL】107.0
なんだかんだ、ホノルル空港に到着。
暖かな空気と独特な海外の香り。
「ついた−!!!」
しかし入国手続で時間がかかります。
やっとの思いで手続きを終えて、ホテル行きのバスが待つロビーへ向かいます。
「待ってる間に両替する?」
「ギャラリアの方がレートがいいんだって。もったいないって。」
*)ホノルル空港レート【BUY】110.5【SELL】107.8
長時間のフライトと長い手続きで恋人はストレス爆発です。
ホテルに到着。
すっかり機嫌が良くなった恋人と散歩に出かける事にします。
DFSギャラリアに来ました。
「せっかく来たし両替しておこうよ。ココのレートが良いってネットに書いてるし。」
*)ギャラリアレート【BUY】110.5【SELL】108.0
ネットの情報のおかげで、ギャラリアの両替所は長蛇の列、それでも恋人は充実した顔をしています。
せっかくのハワイのせっかくの時間を、ギャラリアの両替所の前で過ごす。
でも別にいいじゃないか、ギャラリアの両替所はハワイにしかない。
ここで恋人と並んで待つ時間が楽しいんじゃないか。
ネットのお得情報通りの旅ができて、恋人も満足している。
しかし・・・
今後恋人と「レート」の話をするのはやめよう。
そう心に誓うのであった。
*)両替所の手数料は全て「スプレッド」によるものとしています。
・・・
この話は「50円」安いキャベツを買うために、自転車で3分の八百屋ではなく、車で30分のスーパーに行くのとにています。
これが合理的な行動かどうかは、各家庭で議論する事はあっても、他人が「どうのこうの」言う必要は無いと思います。
「50円安いキャベツ」を言い訳に、スーパーに言って「イケメン店員」に会いたいのかもしれないじゃないですか。
「50円安いキャベツ」を言い訳に、新車のアウディを運転したいのかもしれないじゃないですか。
両替だってそうです。
DFSギャラリアの両替所に並ぶのだって観光です。
「レートがどうのこうの」は言い訳です。
じゃなきゃ説明がつきません。
3万の両替でしょ。
気がついた所で、空いている所でやりゃあいいじゃん。
ってことで、今回は米国株取引においても重要な意味を持つ「ドル転」について書きたいと思います。
Contents
【旅行編】ハワイへ旅行に行く人カモン
ドル転とは、円をドルに替える事です。
日本に住むほとんどの方は、生活する上で「円」を使っていると思います。
多くの人は、お給料や報酬を「円」で受けとっている事と思います。
「米国株」も「ハワイのお土産」も「ドル」で買う事になりますので、円をドルに両替する必要があります。
両替には「手数料」がかかります。
これを上手くやりくりするのがポイントです。
両替の手数料とは??
外貨両替の「手数料」とは何なのでしょう?
スプレッド/Spread
重要となるキーワードは、「スプレッド/Spread」です。

為替レートには「仲値/ミッドレート」というものが存在します。
これが基準価格みたいなもんです。
*)詳しいことは知りません。
例えば・・・
ミッドレートが「1$100円」の時に、両替所で「1$101円」と表示されていれば、そこには1$あたり1円分のスプレッドが存在します。
100万円を両替した際に、「10000$」手に入れられるところ、「9900$」しか手に入りません。
その差100$、ミッドレート「1$100円」であれば「1万円」です。
これがスプレッドであり手数料です。
ここで注目すべきは「100万円に対して手数料1万円」というところです。
為替取引や外貨預金、海外での不動産買い付けや美術品の売買、その他資産運用であれば大問題です。
ですが、大学生の卒業ハワイ旅行であればどうでしょう?
1万円の両替で100円、5万円で500円です。
ブランド品はクレジットカードで買うんでしょ?
一度替えたドルは使い切るんでしょ?
どこで両替しようがそんなに悲劇を生むことはありません。
もう少しつっこんで考えると、「ミッドレート」付近での両替方法を持っていなければ、「1$101円」が基準となります。
「1$101.5円」の両替所があれば、そこの為替レートは「1$101円」の両替所より「50銭(0.5円)割高」です。
1万円の両替で50円割高です。
大切な恋人や大切な友人との旅行で、真剣に「レート」議論するのはやめましょう。
喧嘩のモトになります。
海外旅行で注意すべき手数料は「コミッション」です。
コミッション/Commission
有名観光地であれば問題無いと思うのですが、マイナー通貨でマイナーな両替所の場合、「スプレッド」の他に「コミッション」を請求される事があります。これも「手数料」です。
別に詐欺でもなんでもないですが、「スプレッド」がかかっている上に、「コミッション」で手数料を取られる可能性があります。
「オレ様がものすごく大きなスプレッドで両替してやっているんだから、10%のコミッションをよこせ!グヘヘ!!」
みたいな事です。
キングボンビーみたいなもんです。
*)各金融機関の皆様すみません。冗談ですよ!ボケですから怒らないで下さい。

また一方で、「コミッションフリー」「手数料無料」と言って客を呼び込み、「スプレッド」で儲ける業者も存在します。
世の中怖いですね・・・
身を守るおすすめの方法は、僕のように引きこもる事です。
・・・
ドルを円にかえるお得な方法はいろいろあります。
但し、どれもこれも大変です。
何度もご旅行をされる方や、ビジネスで利用される方などは、FXや外貨預金を利用されるのはいかがでしょうか。
▼こちらの記事で「ドル転」方法をまとめています

【投資編】米国株投資家カモン
「釈迦に説法」とはまさにこの事ですが、おさらいの意味でも見ていっていただければ嬉しいです。
米国株による利益には、為替レートが大きく影響します。
もうけるためには、円高でドルに変えて、円安で円に戻す。
ただこれだけ。
ですが、これが物凄く難しい。
これがうまければ、FXだけで大金持ちです。
そう簡単に未来は分かりません。
為替レートを予測して売買できない以上、出来ることに集中する必要があります。
僕たちが介入出来ることは「手数料」です。
手数料をより安く抑え、より効率的に運用することが重要です。
年に1回数万円をドルに替える旅行客より、金額も回数も多くなりますので、真剣に考える必要があります。
*)配当再投資スタイルの投資家であれば、ドルを円に戻す事はまずないと思いますが、ドルを円に戻す場合は「往復」手数料が発生します。ここも旅行とは違う部分です。
▼SBI証券での「ドル転」方法はこちらの記事でまとめています

あとがき
米国株投資を行うにあたり、「ドル転」は必須であり、「手数料」には気を使います。
数千円の配当を得るために資産をリスクに晒すのです。
たとえ100円だって手数料は少ない方が良いに決まっています。
一方で、「僕は」旅行の際の両替レートにはそこまで気を使いません。
金額もそうですが「めんどくさい」というのが正直な意見です。
国内の空港で、日本語で「さっ」と出来るならそれでいいじゃんと思っています。
僕たちはそれほど合理的ではない
こいつバカだなと思われた方もいらっしゃることでしょう。
資産運用で100円をケチって、旅行では1000円の手数料を気にしない。
僕たちはそういう非合理的な生き物なのです。
最近大きな「ドル転」をしましたので、思うことがあって書いてみました。
ゆる記事でした。
Sincerely,
Hitouch「T」
▼おおきなドル転はこちら
