
米中貿易摩擦が激化する中、中国がレアアース(希土類)の対米輸出制限に踏み切るとの観測が高まっている。
時事ドットコム
こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life
米中貿易摩擦が激しさを増しています。
そんな中で中国が“新たなカード”を使ってきました。
それがレアアースです。
レアアースという名前は聞いたことがあっても、実際にどんなものかわからない…
そんな人のために、レアアースについて分かりやすくまとめました。
米中貿易の重要なカギのひとつである、レアアースについて紹介します。
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Contents
【レアアースの基本】そもそもレアアースってなに?
レアアースは日本語で『希土類』とよばれています。
希少である(レア)と、土(アース)を組み合わせて、レアアースです。
レアアースという言葉は、最近なってよく耳にするようになった方が多いと思いますが、最初に工業利用されたのは、ラーターの発火剤です。
その後1960年台に、カラーテレビの発光体に使われてきました。
レアアースの歴史は意外?と古いのです。
その後はパソコン、デジタルカメラなどに利用され、レアアースは無くてはならないものになりました。
レアアースは今!何に使われているのか?
今となっては不可欠なものになったレアアースですが、何に使われているのかを知っている人は少ないです。
今では、EVやハイブリッド車の蓄電池や、コンピュータ、DVDプレーヤー、風力タービン、モニター、テレビ、照明、レーザー、光ファイバー、超電導体…
レアアースはデジタル家電にとって、無くてはならない素材です。
それだけではなく、軍事利用も進んでおり、ジェットエンジンやミサイル誘導装置、ミサイル防衛システムや人工衛星などにも使用されています。
中国がレアアースを独占!?している理由とは?

レアアースの世界市場は中国が独占しています。
中国に多くのレアアースが埋まっていることは事実ですが、実際のところ中国の埋蔵量は44%程度とされています。(参考書籍より)
アメリカやブラジル、オーストラリアにも沢山のレアアースは埋まっているそうです。
ではなぜ中国がレアアースを独占しているのか?
レアアースの採掘コストが中国にはかなわない
レアアースを採掘するためにはコストがかかります。
中国のレアアース採掘コストは非常に低コストで、他国の追随を許しません。
中国での採掘が、ものすごくコスパがいいので、他国は開発をやめてしまうのです。
そのため、どこの国も中国からの輸入に頼ることになりました。
その結果…中国の独占市場が形成されました。
レアアースバブル

画像引用元:MIRU
中国の独占によって、2011年頃からレアアースの価格は暴騰します。
市場を独占した結果、中国が輸出制限などを行い、レアアースの価格をコントロールしていました。
しかし、日本や米国、EUがWTO(世界貿易機関)に提訴した結果、中国の輸出規制がWTO違反であると認められ、価格は暴落しその後安定しました。
レアアースにはこのような歴史があります。
トランプさんも困る?米中貿易のカギはレアアース!
米国のレアアース輸入先の8割は中国です。
レアアース市場では、まだまだ中国の独壇場です。
日に日に激しさを増す米中貿易摩擦…
米中貿易戦争…
トランプ大統領は強気の姿勢を崩しませんが、今後中国がレアアースを人質にとった場合は…
どうなるのか想像もできません。
米中貿易摩擦の鍵を握るのは、レアアースかも知れません。
米中という大国の争いを激化させるのも、沈静化させるのも…
アース(地球)次第というところでしょうか・・・
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Sincerely,
Hitouch『T』
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