
こんにちはHitouch(@hitouch_life)です。
>>詳細なプロフィール
FIRE(経済的自由を手に入れてアーリーリタイア)という生き方を目標に、フリーランスとして自由な働き方を実践しています。
投資において、リスクというのはものすごく重要な概念です
一般的な投資対象では、リスクとリターンは相関関係にあり、リスクが高いほど、投資のリターンは高くなります。
レバレッジをかけて投資のリスクを上げることで、リターンを上げることが可能です。
例えば、資産が100万円しかないのに、900万円を借金して、合計1000万円で投資を行った場合のレバレッジは10倍です。
利回り10%の投資先に100万円を投資しても、10万円しか利益を出すことはできませんが、レバレッジを10倍にして、1000万円投資することができれば、100万円のリターンになります。
レバレッジをかけてリスクを上げれば、期待できるリターンも大きくなります。
その一方で…言うまでもなく損失も10倍です。
そのため、多くの人は漠然と、レバレッジは危険だと考えています。
たしかに、レバレッジをかけることで、大きく投資のリスクが上がります。
何の考えもなしにレバレッジをかけるのは、あまり賢明とはいえません。
では…
どの程度のレバレッジが妥当なのでしょうか?
どの程度のリスクをとって、投資をするのがよいのでしょうか?
今回はそんなことを考えてみたいと思います。
Contents
リスク許容度は個人によって異なる
どの程度のリスクや、どの程度のレバレッジが妥当かという問に対する回答は、『リスク許容度は人によって違うため、レバレッジの倍率はその人にしか分からない』です。
なんだそれ?というような結論ですが、もう少しお付き合いください。
以下に詳しく考察していきます。
年齢・仕事・家族構成はみんな違う
そもそも、投資という部分だけを切り取って、リスクを考えてはいけません。
その人の年齢や仕事、家族構成によって、投資でとれる(とるべき)リスクのレベル(レバレッジ)は全く異なるからです。
具体的な症例を見ながら検討してみましょう。
レバレッジをかけて、SP500指数(日経平均でのなんでもOKです)に投資することを想定します。
症例1(30代医師)
- 30代
- 職業:医師(年収1000万円)
- 未婚(子供もいない)
こちらの症例の場合は、おもいきってレバレッジをかけた投資をしても良いでしょう。
仮に大きく市場が崩れてしまったとしても、気長に『待つ』という選択が可能です。
プライベートの『リスク』が著しく低いので、投資でリスクをかけるというのは、非常に賢い資産形成方法であるといえます。
症例2(30代カフェオーナー)
- 30代
- 職業:カフェの経営(年収1100万円)
- 既婚(小学生の子供が2人)
こちらの症例の場合、投資でリスクをとることはおすすめしません。
この人はカフェのオーナーとして成功しており、同年代の医師よりも多くの収入を得ているだけではなく、税制面でも優遇(経費の融通がきく)されています。
順風満帆な人生で、カフェを成功させたという自信から、レバレッジをかけた投資にもチャレンジしようとしています。
しかし、この症例の場合、『カフェの人気がなくなれば…そこまで』です。
医師のように、どこででも安定して年収1000万円を稼げる仕事ではありません。
来年は年収が2000万円になるかもしれませんが、年収が100万円になる可能性もあります。
未来が不確実なのです。
この不確実性こそがリスクの正体です。
この症例の場合、仕事やプライベートに大きなリスクをかけていますので、堅実に現物投資を行うことをおすすめします。
リスクとは不確実性である
リスクとは不確実性のことです。
超低金利時代位の今、お金を預金すれば、お金は増えも減りもしません。ほぼ間違いなく。
貯金(銀行預金)では、お金が減りも増えもしないのが、ほぼ確実ですので、リスク(不確実性)は低いということです。
医師や公務員はリスクが低い
先程の症例で考えてみると、医師は非常にリスクが低いです。
給料が良いというだけではなく、いつでも、どこででも働けるという強みがあります。
常に人手不足の業界であり、職場の人間関係が悪化しても、すぐに次の職場を見つけることが可能です。
医師という仕事柄、訴訟などの危険性は常に存在しますが、非常にリスクの低い仕事であることは間違いありません。
同様に、公務員という職業も非常にリスクが低いです。
医師のように、すぐ次が見つかる仕事ではありませんが、現状の仕事にさえ我慢できれば、ほぼ間違いなく来月も、1年後も、10年後も、安定した給料を手に入れることができます。
自営業はリスクが高い
一方で、自営業というのは非常にリスクが高いです。
今年度1億円の売上があったとしても、来年度はどうなるかわかりません。
もしかすると2億円の売上になるかもしれませんが、売上がゼロになる可能性もあります。
未来の『不確実性が高い』仕事であると言えます。
全体でリスクを見積もることが大切である
仕事やプライベートでリスクをかけるのであれば、投資のリスクは抑えましょう。
一方で、仕事でリスクをとっていないのであれば、投資でリスクをとって、大きなリターン狙うという考え方も大切です。
仕事やプライベートの『リスク』を見積もることで、あなたが投資で取るべきリスクを導き出すことができるでしょう。
もしも仕事やプライベートのリスクが低いのであれば、レバレッジを活用した投資を行うことは、賢明であるといえます。
この記事の読者様におすすめ!
自営業は節税にうってつけ?
自営業やフリーランスになると、多くのものを『経費』として処理できるようになります。
これはサラリーマンにはない魅力であり、自営業者には経費を使いこなすスキルが必要です。

おすすめな米国株ETFを紹介しています
おすすめ米国株ETFである、『VYM』をご紹介しています。

レバレッジをかけたトレードならFXトレードがおすすめ
