
どのようにアーリーリタイアに必要な資金を試算すればよいのか?
考えるべき費用を紹介しながら、アーリーリタイアに必要な資金の求め方を考察します。
アーリーリタイアを検討したい人は、参考にしてみてください。
Contents
FIRE(経済的に独立し早期にリタイア)とは?
近年アメリカのミレニアル世代を中心に、FIREという価値観が注目されています。
FIREとは、経済的に独立し早期にリタイアすることです。
勤勉に働き、節約に努め、堅実に投資を行うことで、若くして資産を築き、早期にリタイアする人生設計です。
リタイアというのは、『お金のために働く必要がない状態』であり、仕事をしないわけではありません。
実際にFIREを達成した人たちの多くは、ブログやYouTubeなどのメディアを通して、様々な情報発信を行い、一般的なサラリーマン以上の収入を得ています。
しかし、彼らはあくまでも経済的に独立しており、不労所得で十分に暮らせるだけの資産を持っています。
ブログやYouTubeは楽しむために行う仕事であり、お金や生活のために行う仕事ではありません。
これがFIREという生き方です。
FIREの詳細≫【FIRE実践ブログ】経済的自由を得るまでの7つのステップ
FIREを達成するために必要な資金を考察

- アーリーリタイアにはいくら必要か?
- アーリーリタイアに必要な費用の求め方は?
ここからは、FIREに必要な資金を試算する方法を紹介します。
アーリーリタイアに必要な費用:年間支出の25倍
参考書籍(下記リンクあり)によると、アーリーリタイアの達成には『年間支出額の25倍』の資金が必要です。
ライフスタイルは人それですので、この数字は多少前後しますが、一般的には年間支出の25倍~30倍の資金を用意したいところです。
この計算によると、年間500万円で生活する人であれば1億2500万円が必要になり、年間200万円で生活する人であれば5000万円が必要になるということになります。
これを見ると、非常に途方もない数字で、アーリーリタイアなんてとても無理なように感じますが、案外そうでもありません。
『年間支出額を抑えること』ができれば、アーリーリタイアに必要な費用を低下させることが出来ます。
年間支出額の内訳
- 住居
- 移動(車)
- 食事
- 医療
- 教育
- 保険
- 投資
- 娯楽
- その他サービス
- その他
自分の年間支出額を、上記の項目に当てはめて分析してみましょう。
おそらく、『住居』や『車』に使用している金額が多いと思います。
自分の年間所得の中で大きなウェイトを占める費用を減らす努力をしましょう。
自分の資産と負債を把握せよ!
自分の年間支出額を把握するとともに、現在の資産と負債を把握しましょう。
資産
- 普通預金
- 投資口座
- 不動産
- 金
- 車両(資産に加えなくてもよい)
毎月資産の変動は確認しましょう。
資産は右肩上がりに増えていくことが理想です。
負債
- 学生ローン
- 住宅ローン
- 車両ローン
- クレジットカードローン
同様に負債も確認しておきます。
負債には『良い負債』と『悪い負債』があります。
低金利の学生ローン(奨学金)や住宅ローンなどは、場合によっては借りられるだけ借りておくことが重要です。
多くの人は繰り上げ返済を希望しますが、これは必ずしも賢い選択とは言えません。
例えば、金利1%で1000万円の住宅ローンを借りて住居費とします。その一方で、自己資金の1000万円を年利7%の株式に投資します。すると6%の差分が毎年利益となります。1000万円の6%ですので、それだけで不労所得が年間60万円です。
負債は全てが敵ではなく、上手く活用することで非常に強力な味方となります。
資産と負債の差に注目
自分の資産と負債の差に注目しましょう。
資産が負債よりも少ない場合は危険です。
資産が負債よりも多くなるように意識して消費を行う必要があります。
アーリーリタイアに必要な費用のまとめ
- 年間支出の25倍の費用が必要
- 資産と負債の差を確認
アーリーリタイアに必要な費用は、あなたにしかわかりません。
あなた自身の年間支出額を把握し、資産と負債を知ることで、アーリーリタイアへの第一歩を踏み出すことが出来ます。
そのうえで、年間支出額を減らす努力や、資産を増やす努力をしていきましょう。
アーリーリタイアしたい人におすすめの書籍
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ヒントは『時間を使う』ことです。
