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大学3年生の冬、僕はオーストラリアに行った。
たった1ヶ月間の短期留学だ。
その当時の体験を赤裸々に語ろうと思う。
僕の報告が、多くの人に勇気を与えられるものになれば嬉しい。
Contents
これまでのあらすじ
僕は100%自分の意思で海外留学を決めたにも関わらず、半べそをかきながら、目的地であるオーストラリアのゴールドコーストに到着した。
はじめから分かっていたことだが、留学生活とはイングリッシュオンリーの世界である。
イングリッシュオンリーの世界というのは、『会話がイングリッシュで行われる』というだけではない。
当たり前だが、街の看板や、カフェのメニュー、TV番組まで…五感から伝わる刺激の全てがイングリッシュなのだ。
毎朝目を覚ます度に、『あぁ…今日もイングリッシュオンリーの世界か…』とうなだれることになる。
僕は、駅前留学では味わえない、真のイングリッシュオンリーの世界に疲弊していた…
第3話:恋のライバルは陽キャの韓国人!?
こんにちはHitouchです。
@hitouch_life
イングリッシュオンリーの世界で疲弊する中、唯一ともいえる僕のオアシスは語学学校です。
語学学校では日本を感じることができます。
英語学習のためには、完全に日本を排除するのが効果的なことは百も承知ですが、そんなにストイックにはなれませんよ。
僕は語学学校で、友人や“天使ちゃん”と会うのが、楽しみで仕方がありませんでした。
天使ちゃんの詳細がこちら
友達100人できるかな?
語学学校では友人?に恵まれました。
日本人はもちろん、韓国、ブラジル、オランダ、台湾、タイなど、様々な国の友人ができました。
友人?かどうかは分かりませんが、毎日のように行われるレクリエーションでは、『みんなフレンド』みたいな感じで楽しむことができました。
半べそをかきながら留学に来たにもかかわらず、海外生活が徐々に楽しくなってきました。
韓国人の『フォー』
僕がとくに仲良くしていたのが、韓国人のヨンです。
僕は彼のことを、『フォー』というあだ名で呼んでいました。
ヨンだから『フォー』です。
“フォー”はものすごく明るく、陽気な性格で、バーベキューなどの様々なアクティビティを盛り上げていました。
いわゆる、『パリピ』や『陽キャ』とよばれるような性格だったと思います。
天使ちゃんとフォーと僕
そんなフォーと僕、そして天使ちゃんとの三角関係が始まりました。
陽キャのフォーと陰キャの僕。
対象的な二人が、天使ちゃんを奪い合います。
僕には『日本語が通じる』という圧倒的アドバンテージがあるように見えますが、留学に来ている日本人は、男女問わず『外国人』にめっぽう弱い。
留学先での『外国人との恋愛』です。
これ以上のシチュエーションはありません。
思わぬ恋のライバルが出現した結果、留学とか、ホームシックとか、英語とか、そんなことはもうどうでも良くなり、いかに天使ちゃんを振り向かせるか?ということに、僕の時間のほとんどが使われました。
留学って、案外こういうもんなのかもしれません。
ただ生活するだけで意味がある
かっこいい大義を掲げ、それっぽい目標を達成するだけが留学ではありません。
言語も文化も人間関係も…全てが新しい場所で、20代の男子として普通の生活を送る。
これこそが留学の醍醐味なのだと思います。
留学をしたからといって、特別なことをする必要はないと思います。
普通に生活をして、遊んで、勉強して、恋をして…
漠然と生活をするだけでも、いろいろな発見があるものです。
留学だから〇〇しなきゃ
せっかくきたのだから、〇〇をやらなければいけない
こんなふうに自分を律することも大切ですが…
なんだかこれこそ『日本っぽい』ですよ。
ただ楽しんで暮らす。
それだけでもじゅうぶんだと思います。
気負わず、背負わず、気楽な気分で留学するというのも、いいんじゃないでしょうか?
天使ちゃんの帰国
天使ちゃんの留学期間は2週間でしたので、僕より先に帰国することになります。
「勝負あったな…フォー…2週間でゴールを決められなかった君の負けさ…」
僕は勝利を確信していました。
するとフォーは僕に言いました。
『韓国の女の子は遠距離恋愛のほうが燃えるんだぜ!日本人もそうだろ?』
「クッ…こいつ…どこまでポジティブなんだ…」
韓国人の粘り強さを思い知らされた瞬間でした。
・・・
そんなこんなで…
僕の留学生活は2週間が終わりました。
留学ってさ…こんなもんだと思うよ!?
Sincerely,
Hitouch
【留学Q&A】よくある質問
よくある質問をまとめておきます。
気になる方はごらんください。
【留学先】オーストラリア・ゴールドコースト
僕が留学先に選んだのは、オーストラリアのゴールドコーストです。
理由なんていう理由はありません。
当時は『肌を焼いている』ほうがイケていたので、日本が真冬の季節に、真夏のオーストラリアに行って、思いっきり日焼けして帰ってきてやろうと思ったからです。
【留学費用】あまり覚えていない
僕は当時からFXという為替トレードを行っていましたので、一般的な大学生よりはお金があったと思います。
おそらく40万円以上はしたと思います。
【留学の動機】そもそもなんで留学したのか?
僕が留学した理由は、『友人をびっくりさせたかったから』です。
ある日突然いなくなって、海外から国際電話をかけたら“ウケる”だろうと、思いついてしまったからです。
『急に大学からいなくなる』という、そういう『お笑い』のために留学をしようと思いました。
今では、何が面白いのか全く分かりませんが、当時の僕はそういうシュールなお笑いが好きだったようです。
そう思ったら、いてもたってもいられず、留学する方法を調べて、翌日『某留学斡旋会社』へ申し込みに行きました。
【ホームステイ】留学先での生活は?
留学先では語学学校に通いました。
語学学校では、教科書通り“日本人同士”で遊んでいたのを覚えています。
下宿先はホームステイでした。
皿洗いや掃除を一生懸命やりました。
冷蔵庫の中にある、オレンジジュースだけは飲んでも良いと言われ、オレンジジュースばかり飲んでいた記憶があります。
ホストファミリーの名前は覚えていません。
高校生の男の子(190センチくらいの大男)と、中学生の女の子(恥ずかしがり屋の女の子)とお母さんの3人ぐらしでした。
留学のメリット
留学のメリットというのは人それぞれだと思います。
僕の場合、周りに留学をした友人がいなかったので、留学をしたというだけで『偉そうに』することができました。
留学のデメリット
当時の僕は暇な大学生でしたので、デメリットはほとんどありませんでした。
お金はかかりますが、それをデメリットだとしてしまうと、何もできなくなってしまいます。
その他質問がある方はこちらまで
謝辞
この記事を書こうと思ったきっかけは、海外留学のEF様から来た1通のメールです。
留学に関する記事を執筆し、僕自身の海外での体験をシェアすることで、挑戦しようと考えている人たちの背中を押すことができるのではないか?というアイデアをいただきました。
臆病者の僕が、チャレンジしたいと願う人の背中を押すことができるなんて、そんなにうれしいことはありません。
貴重なアドバイスをいただきましたことを心より御礼申し上げます。
注)利益相反はありません