パニック障害奮闘記

【パニック障害の臆病者が留学に挑戦した件|第1話】ケアンズの奇跡

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大学3年生の冬、僕はオーストラリアに行った。

 

たった1ヶ月間の短期留学だ。

 

その当時の体験を赤裸々に語ろうと思う。

 

僕の報告が、多くの人に勇気を与えられるものになれば嬉しい。

 

第1話:ケアンズの奇跡

こんにちはHitouchです。
@hitouch_life

 

プロローグにも書きましたが、僕が留学に行こうと思った動機は『ウケ狙い』です。

 

いきなり大学からいなくなって、いきなり国際電話で友達に電話したらウケるんじゃないか?

 

そう思ったのです。

 

真剣に留学に行こうと思っている人を、バカにしているわけではありません。

 

僕は僕で、真剣に『ウケるだろう』『友達が驚くだろう』と思って行動しました。

 

真剣でなきゃ、何十万円も払って外国にまでいきません。

 

ただその動機が…ちょっと変わっているというだけです。

英語なんか必要なくない?

当時の僕は“普通の”大学生でした。

 

意識高い系でもないし、賢いわけでもない、少年ジャンプ以外の本なんて読んだこともない。

 

女の子のことしか頭にないような大学生だった僕は、『英語なんか必要なくない?』って思っていました。

 

医療専門職を目指す僕らの大学では、将来の進路がほぼ約束されていました

 

大学を卒業して、国家試験をパスすることだけが目標です。

 

英語だっていらないし、人と違う経験なんて必要ないわけです。

 

そんなオリジナリティがなくとも、いくらでも就職先は見つかります。

 

むしろ、僕ら医療人にとっては、オリジナリティなど邪魔なだけです。

 

エビデンスに沿った、ガイドラインに則った医療が提供できればいいのだから…

 

そのため、大学時代に留学に行ったのだって、周りを見渡しても僕だけです。

 

だからこそウケる!!

 

そう確信しました。

 

少なくとも僕は、『語学を学ぶ』『世界に友人を作る』『人生を見つめ直す』『経験を積む』、みたいな気持ちで留学をしたわけではありません。

僕の行動力の源

留学を思いついたのは夜でした。

 

今でも鮮明に覚えていますが、友人の家で『モンスターハンター』をやっているときに、ふと閃きました。

 

思いついたら、やりたくて仕方がなくなってしまうのが、暇な大学生です。

 

家に帰って留学の方法をネットで調べて…

 

翌日、留学斡旋会社で申し込みをしました。

 

どうしよう?

 

できるかな?

 

挑戦するべきか?

 

そんな迷いや葛藤は全くありませんでした。

 

レンタルビデオを借りるかのように、『面白そうだな!これにしよう』っていう感じで申し込んだのを覚えています。

 

申し込んだらどうなるかなんて考えもしませんでした。

 

当時の僕の行動力の源はなんだったのでしょう?

 

犬が夢中になってフリスビーを追いかけるように…

 

子供がブランコにむかって一目散に走って行くように…

 

当時の僕はそんなふうに行動していたと思います。

 

きっと僕の行動力の源は・・・

 

好奇心無知です。

やばい!パスポートがない!

留学を申し込んだのはいいものの、僕にはパスポートがない…ではないですか。

 

そりゃあそうです、子供の頃に行った家族旅行以来、海外なんて行ったことがありません。

 

それどころか、飛行機にだって数えるほどしか乗ったことがないのです。

 

パニック障害になった、今の僕が想像するとゾッとしますが…

 

当時の僕には恐怖心というものがありませんでした。

 

これこそが無知の力です。

やべぇ!まじで行きたくねぇ!!

パスポートを取得して、諸々の手続きを終えて・・・

 

ついに迎えた出国の朝。

 

両親に見送られ、なれない手付きで出国手続きを終え、なんども航空券を確認しながら、出発ロビーへ向かいました。

 

その時の僕の気持ちが・・・

 

やべぇ…まじで行きたくない…

 

留学生活へのワクワクや、海外への期待みたいなものは全くありません。

 

『ウケる』と思って、好奇心だけで行動した結果、もう目の前に飛行機が止まっているのです。

 

あれ?おれは何をやっているんだ?

 

え?1ヶ月って…長くない???

 

搭乗アナウンスまでの長い時間、何度も何度も、何度も、後悔の言葉が頭の中に浮かんできます。

 

いてもたってもいられず、僕は友人に電話をかけます。

 

『あの…さ…』

 

「どしたの!?マックでも行く?」

 

『行きたいんだけどさ…実はさ…もう国外なんだわ』

 

「は?」

 

『出国手続きしてさ、いま飛行機待ってんの。これから留学行くんだわ。』

 

「は?」

 

『ホントはさ、いきなり国際電話かけてさ、びっくりさせたかったんだけどさ。ホームシックになっちゃってさ。』

 

「は?」

 

『わかるわかる。おれ自身も「はっ?」って感じになっちゃってる。1ヶ月間オーストラリアに行くことになっちゃったんだけどさ。もう帰りたくなっちゃったってわけ…。』

 

「まぁ…よくわからんけど…マック行く?」

 

普段と変わらない友人の言葉に勇気をもらった僕は、1ヶ月後にマックに行くことを約束し、しぶしぶ飛行機に乗り込みました。

はじめてのカルチャーショック

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始めて1人で飛行機に乗った僕には、『機内の作法』など知るはずもなく…

 

だって、国内線ですら、乗った記憶がないのですから。

 

執拗に(失礼な話ですが当時は怖かったんです)回ってくるCAさん。

 

かごに入ったアメを勧められても、『これは無料か?まさかボッタクリか?』などとドキドキし、おしぼりをトングで渡された時には、『えっ?なにこれ?触っていいの?』なんてことを思いました。

 

そしてきわめつけには、『ゼリー問題』です。

 

上の画像って、どうみてもゼリーじゃないですか?

 

ゼリーを食べるにはスプーンがいるじゃないですか?

 

でもね…僕に配られたゼリーには、ないんですよ…そのスプーンが…。

 

『なんだこれ?どうやって食べるんだ?みんなはどうやって食べているんだ?(隣をカンニングする)・・・しまった!隣の外国人男性はすでに食べ終えている…。どうやってたべたんだ?そうか!たまたま僕にだけスプーンを配り忘れたのか?』

 

僕は勇気を振り絞ってCAさんに声をかけます。

 

『スッ…スプーン…プリーズ』

 

微笑むCAさん。

 

僕のもとにプラスチックのスプーンが届きました。

 

僕は、ものすごい達成感と成功の余韻を噛み締めながら、“ゼリー”のフタを開けました…

 

すると…

 

いや…オレンジジュースやないかい!!!

 

そうなんです。

 

中身が固まってないんですよ。

 

ただのオレンジジュースなんですよ。

 

パックの形が、“ゼリーのパック”みたいな形をしている、というだけで…

 

まさかの液体…

 

そして僕の手にはスプーンが握られている…

 

みなさんならどうしますか?

 

せっかくもらったんだから、スプーンをまずビニールから取り出しますよね。

 

それから“ゼリー風オレンジジュース”のフタを開ける。

 

もうスプーンを隠すことはできません。

 

今テーブルの上には、スプーンとゼリー風オレンジジュースしかないのだから…

 

きっと隣の外国人男性は思ったでしょう。

 

What’s the hell!! He will drink with a spoon!!

なんてこった!こいつスプーンでオレンジジュースを飲むつもりだぜ!!

 

『どうする…考えろ…考えろ…』

 

長考の末…僕が指した次の一手が…

 

礼儀正しく、“手前から奥にすっくて”、オレンジジュースをスプーンを使って飲む。

 

これが、僕がはじめて感じた、カルチャーショックです。

トランジットの奇跡

僕が搭乗していた飛行機は、ケアンズで乗り換えの必要がありました。

 

海外初心者の一人旅で、トランジットほど怖いものはありません。

 

地獄のトランジットの始まりです。

 

ケアンズで飛行機を降りると、当然だけれど、そこはもう外国です。

 

全てが英語で表記されており、全く理解出来ません。

 

カフェの看板を見ても、『何が・いくら』なのかすら分からないのです。

 

『3,99』とか『5,99』みたいな数字が書かれています。

 

フィギュアスケートの点数じゃないんだから…

 

そんなことを心の中でつっこみつつ、僕は途方にくれていました。

 

『ワ~外国だぁ!!ついにオーストラリア大陸に上陸だ−!!』

 

…なんてことにはなんないですよ。

 

こりゃぁとんでもないところに来てしまったな…

 

恥ずかしい話ですが、これが当時の僕の、リアルな気持ちです。

 

・・・

 

「あのーすみません」

 

『はい?』

 

神は僕を見捨ててはいなかったようです。

 

僕の目の前に天使が舞い降りました。

 

「セントレアからですよね?空港で見かけたから」

 

『え?そっ…そうです。』

 

「ひとりってことは…留学ですか?」

 

『あ!はい!』

 

「やっぱり!わたしもなんです。ひとりで心細かったから話しかけてみようと思って。」

 

Jesus Christ…

神よ…ありがとう…

 

『僕もなんです…すでにホームシックで…』

 

「はやくないですか?(笑)」

 

なんて話をしながら意気投合。

 

長い長い乗り継ぎの時間に、互いの大学生活や趣味、いろいろな話をしました。

 

天使さんとは、ゴールドコーストの到着ロビーで待ち合わせすることを約束し、無事に“地獄のトランジット”を乗り切りました。

 

いや…そこはもう地獄なんかではありません。

 

美しい天使が羽を広げて待っていてくれる…そこはまさに天国。

 

・・・

 

留学…最高かよ…

 

・・・

 

ケアンズ発の機内で僕は…

 

おもいっきりオレンジジュースを飲んだ…

 

Sincerely,

Hitouch

 

»第2話:イングリッシュオンリーはつらいよ

 

【留学Q&A】よくある質問

よくある質問をまとめておきます。

気になる方はごらんください。

【留学先】オーストラリア・ゴールドコースト

僕が留学先に選んだのは、オーストラリアのゴールドコーストです。

 

理由なんていう理由はありません。

 

当時は『肌を焼いている』ほうがイケていたので、日本が真冬の季節に、真夏のオーストラリアに行って、思いっきり日焼けして帰ってきてやろうと思ったからです。

【留学費用】あまり覚えていない

僕は当時からFXという為替トレードを行っていましたので、一般的な大学生よりはお金があったと思います。

 

おそらく40万円以上はしたと思います。

【留学の動機】そもそもなんで留学したのか?

僕が留学した理由は、『友人をびっくりさせたかったから』です。

 

ある日突然いなくなって、海外から国際電話をかけたら“ウケる”だろうと、思いついてしまったからです。

 

『急に大学からいなくなる』という、そういう『お笑い』のために留学をしようと思いました。

 

今では、何が面白いのか全く分かりませんが、当時の僕はそういうシュールなお笑いが好きだったようです。

 

そう思ったら、いてもたってもいられず、留学する方法を調べて、翌日『某留学斡旋会社』へ申し込みに行きました。

【ホームステイ】留学先での生活は?

留学先では語学学校に通いました。

 

語学学校では、教科書通り“日本人同士”で遊んでいたのを覚えています。

 

下宿先はホームステイでした。

 

皿洗いや掃除を一生懸命やりました。

 

冷蔵庫の中にある、オレンジジュースだけは飲んでも良いと言われ、オレンジジュースばかり飲んでいた記憶があります。

 

ホストファミリーの名前は覚えていません。

 

高校生の男の子(190センチくらいの大男)と、中学生の女の子(恥ずかしがり屋の女の子)とお母さんの3人ぐらしでした。

留学のメリット

留学のメリットというのは人それぞれだと思います。

 

僕の場合、周りに留学をした友人がいなかったので、留学をしたというだけで『偉そうに』することができました。

留学のデメリット

当時の僕は暇な大学生でしたので、デメリットはほとんどありませんでした。

 

お金はかかりますが、それをデメリットだとしてしまうと、何もできなくなってしまいます。

 

その他質問がある方はこちらまで

@hitouch_life

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謝辞

この記事を書こうと思ったきっかけは、海外留学のEF様から来た1通のメールです。

»公式サイトへ

 

留学に関する記事を執筆し、僕自身の海外での体験をシェアすることで、挑戦しようと考えている人たちの背中を押すことができるのではないか?というアイデアをいただきました。

 

臆病者の僕が、チャレンジしたいと願う人の背中を押すことができるなんて、そんなにうれしいことはありません。

 

貴重なアドバイスをいただきましたことを心より御礼申し上げます。

 

注)利益相反はありません

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