
まずはこちらをお読み下さい
大学3年生の冬、僕はオーストラリアに行った。
たった1ヶ月間の短期留学だ。
その当時の体験を赤裸々に語ろうと思う。
僕の報告が、多くの人に勇気を与えられるものになれば嬉しい。
Contents
これまでのあらすじ
僕は100%自分の意思で海外留学を決めたにも関わらず、半べそをかきながら、目的地であるオーストラリアのゴールドコーストに到着した。
おそらく、留学生の中には一定数、『初日でホームシック』の人が存在すると思う。
意気揚々と留学を決断し、準備を整え、海外で過ごす姿を想像し、逞しくなって帰国する自分のイメージに浸る…
そして当日…いざ保安検査場で友人や家族に見送られると…
ひとりになった瞬間に、ものすごく不安な気持ちが沸き上がって来るのだ。
なんで留学なんてしようと思ったんだろう?
なんで?なんで?なんで?
飛行機を待つ間、何度も何度も、自問自答を繰り返す。
気がつくと飛行機に乗せられ、気がつくと“外国”に到着する。
ワクワクよりも、圧倒的に不安が大きい。
僕の留学は、まさにそんな状態で始まった。
第2話:イングリッシュオンリーはつらいよ
こんにちはHitouchです。
@hitouch_life
トランジットのために立ち寄ったケアンズで、“天使ちゃん”との奇跡の出会いを果たした僕は、意気揚々とゴールドコーストに到着しました。
日本を出発した頃の絶望感は消え去り、『ゴールドコーストの海辺を、天使ちゃんと散歩する』、そんなイメトレを繰り返していました。
留学斡旋会社は大手に限る!!
バゲッジクレーム(荷物を受け取るところ)で天使ちゃんと再開し、機内で見た映画の話や機内食の話をしました。
なにこれ!?マンガやん!!
まるで、漫画かドラマのようなシチュエーションです。
自分の強運に感謝しつつ…到着した留学生たちは、それぞれに留学斡旋会社の現地支店に直行します。
ちなみに、僕が選んだ留学斡旋会社は、某大手企業です。
多くの留学生が使っている会社ですので、天使ちゃんももちろん一緒!
いやー!やっぱり留学は大手に限る!!心の底からそう思いました。
ホストファミリーとの出会い
留学生たちは、エージェントの現地支店に集められ、生活の諸注意を聞いたり、語学学校入学の手続きを行います。
そうこうしているうちに、それぞれのホストファミリーが迎えに来てくれる、そんな流れだったと思います。
しばらくすると、ホストマザーが到着。
笑顔で握手を交わし(ハグ的なのはなかったと思う)、車で自宅へ向かいました。
イングリッシュオンリー開始!
さて…ここからがイングリッシュオンリーの世界の始まりです。
あたり前ですが、全てが英語です。
ホストファミリーとの会話だけではありません。
街の看板、街の声、標識、ドリンクボトルのラベル、テレビから聞こえる音声…
何から何まで、英語一色なのです。
はじめから分かっていた事でも、いざイングリッシュオンリーの世界に突入すると、結構辛い…
学校の授業で行うイングリッシュオンリーの世界とはわけが違うのです。
コーヒーメーカーの使い方もわからない、シャンプーとリンスの見分けもつかない、歯磨き粉かと思ったらヘアワックスが出てくる…
イングリッシュオンリーって想像以上にきついですよ。
【NARUTO】カカシ先生ってカカシセンセイなんだ!

イングリッシュオンリーの世界にうんざりしていた僕、ある日テレビをつけると、NARUTOがやってました。
『あ!NARUTOだ!!』
懐かしの和風テイストに、心が弾んだのもつかの間…
当然のことながら、NARUTOの世界もイングリッシュオンリーなんですよ。
カカシ先生は、「カカシセンセイ」なんですよ。
ティーチャーじゃないんかい!!
イングリッシュオンリーをなめたらいけません
イングリッシュオンリーというのは、その言葉通りイングリッシュオンリーです。
日本の英会話教室で行われるのは、『会話だけイングリッシュオンリー』です。
そんなものは本当のイングリッシュオンリーではない。
五感から伝わる刺激の全てが、イングリッシュオンリー…
これが留学の醍醐味なのかもしれません。
生活の全てが非日常なのです。
歯ブラシでかっ!!
シャワー冷たっ!!
洗剤強すぎだろ!!手ぼろぼろになるわ!!
みたいな…
ちょっとした文化の違いのひとつひとつが、自らの経験になります。
ひょっとすると…
留学で得られる大切なものは、このような小さな驚きなのかもしれません。
それこそが、自らの脳をアップデートするきっかけになるの“かも”しれません。
英語を学ぶ
友達を作る
文化を学ぶ
このような、カッコいい、大きな目標なんかなくても、留学をしてみると分かることがあります。
イングリッシュオンリーの世界
これは、やった事がある人にしか、分からない…
Sincerely,
Hitouch
【留学Q&A】よくある質問
よくある質問をまとめておきます。
気になる方はごらんください。
【留学先】オーストラリア・ゴールドコースト
僕が留学先に選んだのは、オーストラリアのゴールドコーストです。
理由なんていう理由はありません。
当時は『肌を焼いている』ほうがイケていたので、日本が真冬の季節に、真夏のオーストラリアに行って、思いっきり日焼けして帰ってきてやろうと思ったからです。
【留学費用】あまり覚えていない
僕は当時からFXという為替トレードを行っていましたので、一般的な大学生よりはお金があったと思います。
おそらく40万円以上はしたと思います。
【留学の動機】そもそもなんで留学したのか?
僕が留学した理由は、『友人をびっくりさせたかったから』です。
ある日突然いなくなって、海外から国際電話をかけたら“ウケる”だろうと、思いついてしまったからです。
『急に大学からいなくなる』という、そういう『お笑い』のために留学をしようと思いました。
今では、何が面白いのか全く分かりませんが、当時の僕はそういうシュールなお笑いが好きだったようです。
そう思ったら、いてもたってもいられず、留学する方法を調べて、翌日『某留学斡旋会社』へ申し込みに行きました。
【ホームステイ】留学先での生活は?
留学先では語学学校に通いました。
語学学校では、教科書通り“日本人同士”で遊んでいたのを覚えています。
下宿先はホームステイでした。
皿洗いや掃除を一生懸命やりました。
冷蔵庫の中にある、オレンジジュースだけは飲んでも良いと言われ、オレンジジュースばかり飲んでいた記憶があります。
ホストファミリーの名前は覚えていません。
高校生の男の子(190センチくらいの大男)と、中学生の女の子(恥ずかしがり屋の女の子)とお母さんの3人ぐらしでした。
留学のメリット
留学のメリットというのは人それぞれだと思います。
僕の場合、周りに留学をした友人がいなかったので、留学をしたというだけで『偉そうに』することができました。
留学のデメリット
当時の僕は暇な大学生でしたので、デメリットはほとんどありませんでした。
お金はかかりますが、それをデメリットだとしてしまうと、何もできなくなってしまいます。
その他質問がある方はこちらまで
謝辞
この記事を書こうと思ったきっかけは、海外留学のEF様から来た1通のメールです。
留学に関する記事を執筆し、僕自身の海外での体験をシェアすることで、挑戦しようと考えている人たちの背中を押すことができるのではないか?というアイデアをいただきました。
臆病者の僕が、チャレンジしたいと願う人の背中を押すことができるなんて、そんなにうれしいことはありません。
貴重なアドバイスをいただきましたことを心より御礼申し上げます。
注)利益相反はありません