
サラリーマンは搾取され、個人事業主は得をする。
この事実は現代日本が抱える“歪み”です。
一部のリテラシーが高い人を除き、税金や保険料が天引きされるサラリーマンは、自分がどれほど税金を払っているかを把握していません。
消費税増税には躍起になる一方、保険料の値上げには気がつかないのです。
『取りやすいところから取る』という戦略は合理的であり、国はサラリーマンに大きな税負担を強いています。
しかし、サラリーマンには安定と安心という大きな強みがあります。
いくら搾取されていようとも、サラリーマンである安心感に勝るものはないと考えることも賢明な選択であるといえます。
とはいえ…一方的に搾取されるというのもあまり気持ちが良いものではありませんよね。
そんなサラリーマンが取るべき戦略はたったひとつ!
サラリーマンと個人事業主のハイブリッド型を目指すことです。
Contents
サラリーマン(会社員)のメリットとは?

サラリーマンのメリットは安定感です。
“会社に守られている”という自覚を持って働いている人は少ないでしょうが、実際には会社に守られている部分は大きいです。
仮にあなたが業務上のトラブルで訴えられても、責任を取るのは会社であり、会社の顧問弁護士が守ってくれるでしょう。
会社の文句や悪口を言いたくなることもありますが、あなたが感じている以上に『会社』という存在に守られている部分は大きいのです。
加えて、社会保険などのお得な仕組みもサラリーマンのメリットであるといえます。
しかし、税金をコントロールすることは難しく、サラリーマンにできる節税方法は少ないです。
残念ながらこれは、サラリーマンの大きなデメリットと言わざるを得ません。
実際に年収1000万円のサラリーマンよりも、年収500万円の個人事業主の方が豊かな暮らしをしているということはよくあります。
こちらの記事にサラリーマンでもできる強力な節税方法をまとめていますので、サラリーマンの方はぜひトライしてみて下さい≫【難易度別】会社員におすすめな節税方法ベスト3【必見です】
個人事業主のメリットとは?

個人事業主は、ある程度自分で税金をコントロールできます。
経費の幅が大きく、賢く稼ぐという戦略が可能になります。
家賃や光熱費、場合によっては車やパソコンなども経費として申請することが可能です。
また、自分の事業を始めることで、自分自身のブランド力が向上します。
いくらサラリーマンが売り上げを上げても、それは会社の売上であり、どれだけ仕事を頑張っても、社内の評判があがるだけです。(業界内のヘッドハンティングなどはありますが)
しかし、個人事業主が売り上げをあげれば、それは全てあなたの売上であり、あなた自身の評判が向上し、会社にではなく、あなた自身にファンができます。
あなた個人(あなた個人が生み出すサービス)のファンを増やすことが非常に重要です。
一方、個人事業主がサラリーマンのような安定した収入を得ることは容易ではなく、食っていくだけでもかなり難しいと言えるでしょう。
だからこそ双方のメリットを得られる『ハイブリッド型』を目指すべきなのです。
個人事業主やフリーランスが使える経費一覧をまとめています。フリーランスに興味がある方はご覧ください≫【確定申告に使える】経費分類の超まとめ
好きなことで長く働き続けること
人生100年時代を生き抜くためには『長く働き続ける』しかありません。
若いうちにお金を貯めておくことが出来れば、それに越したことはありませんが…なかなかそれは難しい。
仕事にも慣れ、お金が貯まり始める頃には結婚式がやってくる。
子供ができ、家を買い、大きなローンを背負い込む。
出世して給料が上がるころには、子供を大学に入れなければいけない。
子供が成人してやっと一息つくころには…もう定年は間近…
ローンを払いきったと思ったら、今度はリフォーム用のローンが必要になる。
いったい“いつ”資産を作ればいい?
・・・
だからこそ皆不安なのです。
若いうちに十分なお金が貯められないのであれば、『働き続ける』しかありません。
とはいえ、現実的には働き続けることは難しく、多くの人たちが『働き続けなければ』という使命感によって、不可逆的なうつ病を発症しています。
これは定年を迎えた『おじさん』にもあてはまります。
会社一本で働き続けた『おじさん』から急に仕事を奪えば…やりがいの無い生活によって、認知症リスクが高まります。
経済的な意味合いだけではなく、心理的にも『働き続ける』ことは重要なのです。
しかし、体力が低下した70代の人が、20代のサラリーマンと同じように働くことは無理があります。
この問題を解決するためには、『自分が得意なこと』を仕事にするのが一番です。
自分の得意なことや好きなことであれば、ストレスなく仕事に打ち込めます。
そのためにも、フリーランスや個人事業主として、『自分が得意な仕事』を作っておくことは重要です。
個人事業を始めて、自分が心から打ち込める仕事を見つけましょう。
サラリーマンを続けてさえいれば、どんどんリスクを取れるはずです。
恐れずに挑戦しましょう。
サラリーマンと個人事業主のハイブリッド型を目指す!
これこそが、現代を生きるサラリーマンの生存戦略ではないでしょうか?
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