投資哲学の話

【FXの損出しと節税について】損出しのメリットとデメリットとは?

 

こんにちはHitouchの「T」です。
@hitouch_life

 

サラリーマンであっても、株やFXの利益がある人は、確定申告をしなければなりません。

 

「確定申告をしなくてもばれないらしい」なんていう情報もありますが・・・

 

そんなことを考えている人は、『ばれない程度の利益しか生み出す予定がない』ということでしょう。

 

自分はトレードで大きく稼ぐんだ!!

 

そんな決意があるのなら、たとえ小さな利益でも確定申告はするべきです。

 

しかし、少しでも賢く節税したいですよね。

 

そんな時に実行するのが『損だし』という方法です。

 

FXに関する税金と『損だし』についてまとめていきます。

 

FXの税金(申告分離課税)の基本

図解 ひとめでわかる株・FX・不動産の税金

参考書籍

図解 ひとめでわかる株・FX・不動産の税金

 

FXで発生した利益は『先物取引に係る雑所得等』として、申告分離課税の対象となります。

 

税率は一律20%です。

*)2037年12月31日までは『復興特別所得税』が課されますので、20.315%です。

 

1月1日から12月31日までの損益を通算したものを、1年間の損益として報告する義務があります。

スワップポイントも課税対象

FXの取引に関わる利益にはスワップポイントも含まれます。

 

例えば、決済損益とスワップポイントを含めて、年間100万円の利益があれば、課税額は20万円です。*)計算が難しいので税率20%としています

 

スワップポイント狙いで長期保有すると、スワップポイントだけで数10万単位の利益になっていることがあります。

 

ポジションを手仕舞った際に、たとえ決済損益がなくても、スワップポイントが発生したら課税対象です。

複数口座の場合は!?損益を合算すること

いくつものFX口座を利用している方もたくさんいますよね。

 

僕の場合ですが、GMOクリック証券をFXのメイン口座として使用し、DMMFXでは『トラリピ的なトレード』を実戦しています。

 

加えて、SBI証券のFX口座では、ドル円ロングのみの取引を行い、いつでもドルを『現引き』できるようにしています。

*)『現引き』はドル転の手数料を激減できますので、FXをやらない人も知っておいたほうがお得です。

SBI証券を使ったおすすめのドル転方法はこちら

SBI証券ユーザー必見!おすすめ【ドル転】方法のメリットとデメリットをまとめる

 

僕のように、複数口座でFXをやっている人は多いでしょう。

 

これらの複数口座の損益は、通算して申告する必要があります。

 

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20%の税金=2.4ヶ月分の収入

『20%の税金』という重みを、具体的な数字で確認してみましょう。

*)計算しやすいように税率20%としています。

 

FXで年間100万円の利益があったとします。

*)下記いずれの場合も年間100万円の利益です。

  • 1つの口座で100万円
  • 口座Aで50万円+口座Bで50万円
  • 口座Aで100万円+口座Bで50万円+口座Cで−50万円

 

年間100万円の利益があった場合、収めるべき税金は20万円です。

 

リスクをかけてやっと手にした100万円のうち、20万円も税金でもっていかれてしまいます。

 

年間20%の税金というのは、2.4ヶ月分の収入ということです。

 

大切なお金をFXに使って、精神をすり減らしながらトレードしても、2.4ヶ月間は『お国のため』に精神力を使ったという事になります。

 

ちょっとやる気がなくなりますよね。

 

だからこそ少しでも賢く節税する方法を考えましょう。

 

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損益通算・3年の繰越控除ってなに??

FXは『損益通算ができる』というのがポイントです。

 

FXの『利益』と、FXの『損失』を相殺して、利益を『小さく』することができます。

 

利益は大きい方が良いに決まってますが、大きい利益には大きな税金がついてきます。

 

節税を考えるなら、“あえて”損失を出すというのもポイントです。

FXと株の損益は通算できない

ちなみにですが、FXと株の損益は通算できません。

FXと仮想通貨も損益通算できない

さらにさらに・・・

FXと仮想通貨の損益も通算できませんので、ご注意下さい。

赤字(損失)の場合も確定申告したほうが良い??

年間の取引額がトータルで『マイナス』となった場合、もちろん税金はかかりません。

 

納税の義務はありませんので、確定申告の必要はありません。

 

しかし、確定申告はすべきです!!

 

と言うのも・・・

 

FXには『3年間の繰越控除』が認められています。

 

3年間の繰越控除というのは、『損失を3年分繰り越せる』という特典です。

 

年間のマイナス分(損失)を3年間繰り越せます。

 

例えば、2018年の年間損益が『−100万円』となった場合、確定申告をしておくことで、2019年・2020年・2021年の利益と相殺することができます。

 

  • 2018年:−100万円
  • 2019年:+30万円(税金0円)
  • 2020年:+70万円(税金0円)
  • 2021年:+100万円(税金20万円)

 

この場合、2018年の−100万円を確定申告しておくことで、2019年・2020年の利益と相殺して、2019年と2020年の税金は控除されます。

 

2018年の−100万円を確定申告していない場合、2019年には6万円、2020年には14万円の税金が必要になります。

 

繰越控除は非常に重要な節税方法ですので、損失の場合も必ず確定申告しましょう。

 

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税金対策には損出し!損出しのメリット・デメリット

『損だし』というのは、含み損のあるポジションを決済して、“あえて”損失を出すことです。

 

給与所得者の場合、FXで20万円以上の利益がある場合、納税の義務があります。

 

『利益ー必要経費』が20万円以上の場合は、納税する義務があります。

 

含み損のあるポジションを損切して、“あえて”利益を小さくすることで、納税額を少なくするというのが損出しの考え方です。

損出しのメリット①:納税額を減らす

損出しが最も効果的なのが、FXの利益が20万円前後の人です。

 

納税額をゼロにすることで、単純に儲けが増えます。

年間利益21万円の場合

年間利益21万円の場合

納税額:4万2000円

手残り:16万8000円

年間利益19万円の場合

年間利益19万円の場合

納税額:0円

手残り:19万円

年間利益が少ない方が儲かる!!

年間利益が21万円(必要経費ゼロの場合)であれば、損だしをして利益を20万円以下にすべきです。

 

納税義務が生じない20万円以下にまで利益を減らしましょう。

損だしのメリット②:塩漬けポジションの解消

優れたトレーダーは『塩漬けポジション』なんて保有していないと思います。

 

しかし、誰もが完璧なトレーダーではありません。

 

損切を徹底しているつもりでも、なかなか損切決済ができないのが人間です。

 

あれよあれよと含み損が増えていませんか?

 

そんな『塩漬けポジション』を解消するのが『損出し』です。

 

『納税額を減らすため』という大義名分を科すことで、あっさりと損切できます。

 

人間の心理を利用した方法です。

 

塩漬けポジションがある人は、ぜひやってみて下さい。

損出しのデメリット!!

損出しのデメリットは単純です。

 

利益(手残り)が減ります。

年間利益100万円(損出し0円)

年間利益:100万円

納税額:20万円

手残り:80万円

年間利益100万円(損出し10万円)

年間利益:90万円(100万円‐10万円)

納税額:18万円

手残り:72万円

年間利益100万円(損出し20万円)

年間利益:80万円(100万円‐20万円)

納税額:16万円

手残り:64万円

ポジションの状態を見ながら考えるべき

  • 塩漬けポジションがある
  • マイナススワップが大きくてどうしようもない
  • レバレッジがかかりすぎている
  • ポジションが多すぎて整理したい
  • などなど

 

『ポジションを整理したいという思いはあるけれど、なかなか踏ん切りがつかない』という人は、損出しをすることで、納税額を減らしながらポジションを調節することができます。

 

ポジションをしっかり管理している人が、無理やり損出しをする必要はありません。

 

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12月こそ『損出し』『益出し』でポジション調節

年間の取引損益は、1月1日から12月31日の集計です。

 

無我夢中で1年間トレードしてきた人も、12月は納税額を考えながらトレードすると良いと思います。

 

大切なお金をリスクに晒して、大きな利益を得るのがFXです。

 

リスクだけ背負わされて、大きな税金を取られてしまっては、モチベーションが下がってしまいます。

 

賢く節税するというのは、トレーダーにとって必要な能力の1つです。

 

Sincerely,

Hitouch「T」

 

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