店舗に集客したいんだけど、Web広告とSEO対策どっちから始めたらいいの?
こんなご質問をいただきました。
みなさんはどっちが良いとおもいますか?
ということで、今回は、「Web広告とSEO集客の違い」をお話します。
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Web広告とSEOによる集客の違いとは?
こちらのチャートはWeb広告(以下広告にします)とSEOの集客イメージの違いです。
SNSはおまけです
広告に求めるものは「即効性」と「確実性」であり、SEOに求めるものは「資産性」です。
そのため、すぐにお客さんに来て欲しいのにSEO対策にお金をかけるというのは…ちょっと違うんじゃないかなって思います。
SEOの魅力というのは、「広告を止めても持続的に集客できること」だと思うので、コツコツやっていくマーケティング施策というイメージです。
SEO業者と広告代理店はちょっと違う
ココで「業者側」の事業を簡単にお話します。
あくまでも基本です
SEOも広告もやっている業者は多いです
広告代理店というのは、「広告をより効率的に運用する」ことを目的としています。
一方のSEO業者は、サイトにSEO対策を施し、「オーガニック流入からのコンバージョンを増やす」ことを目的としています。
アナリティクス(GA4)でいうところの、「Paid」を担当するのが広告代理店、「オーガニックサーチ」を担当するのがSEO業者のイメージです。
だからこそ、SEO業者はSEOの方が大事っていいますし、広告代理店は広告しましょうって言います。
直接言わなくても、そういう方向に促します
SEO業者にSEOやったほうがいいですか?って聞くのはおかしい
SEO業者さんにSEOやった方がいいですか聞いたら「すぐやるべき」と言われたのですが…
こんな質問をされることもありますが…
そらそうやろ
ってなっちゃいます。
TOYOTAのディーラーで「TOYOTAの車買ったほうがいいですかね?」って聞いて、「いや…やめたほうがいいですよ。BMWの方が良いと思います」とは言わないですよね。
SEOが良いのか広告が良いのかは、SEO業者ではなく「マーケティングコンサルタント」のような人に相談するのがよいかもしれません。
本当に「サービスのことを考えて」、総合的に判断してくれるコンサルタントなら、状況に応じて最適な答えを出してくれると思います。
【AI解説】Web広告とは
Web広告は、インターネット上で配信される広告の一種で、商品やサービスを宣伝するために広く利用されています。ユーザーがWebサイトを閲覧しているとき、検索エンジンを使用しているとき、あるいはソーシャルメディアを使用しているときなど、様々な場面で出会うことがあります。
Web広告は、通常、クリックしたり、特定の行動をとったりすることで、広告主に利益をもたらします。これらの広告は、広告主が自社の製品やサービスを購入してもらうことを目指しているため、具体的な製品やサービス、特定のメッセージなどを強調しています。
以下に、主なWeb広告の種類をいくつか紹介します。
- ディスプレイ広告:これは最も一般的なタイプのWeb広告で、画像、テキスト、ビデオなどを使用して広告メッセージを表示します。ディスプレイ広告は、Webページの上部、側面、または中央に配置されます。
- 検索エンジン広告:これはGoogleやBingなどの検索エンジン上で表示される広告で、ユーザーが特定のキーワードを検索したときに表示されます。広告主は、広告を表示するためのキーワードを入札し、最も高い入札をした広告が最上位に表示されます。
- ソーシャルメディア広告:これはFacebookやInstagramなどのソーシャルメディアプラットフォーム上で表示される広告で、ユーザーの興味や行動に基づいてターゲティングされます。
- ビデオ広告:これはYouTubeや他のビデオストリーミングプラットフォームで表示される広告で、ユーザーがビデオを視聴する前や途中で表示されます。
- ネイティブ広告:これはコンテンツと一緒に表示される広告で、そのコンテンツの一部であるかのように見えます。ネイティブ広告は、ユーザー体験を中断することなく、自然に広告を表示することを目指しています。
以上のように、Web広告は様々な形状、サイズ、形式で存在し、それぞれが異なる目的とターゲットオーディエンスを持っています。これらを理解し、自社の製品やサービスに最適な形式を選択することが、成功するための重要なステップとなります。
【AI解説】SEO集客とは
SEO(Search Engine Optimization)集客とは、検索エンジンの結果ページ(SERP:Search Engine Results Page)で高い順位を獲得し、ウェブサイトへの訪問者数(トラフィック)を増やすための戦略です。この訪問者の増加が、最終的には商品やサービスの購入、情報の取得など、ウェブサイトの目的達成につながります。
基本的にSEO集客は「自然な」集客方法と言えます。なぜなら、SEOの目的はウェブサイトを「検索エンジンが理解しやすく、人間が使いやすい」状態に最適化することであり、これが結果として良い検索順位をもたらすからです。
SEO集客の主な要素は以下の通りです。
- キーワードリサーチ:このプロセスでは、目標とする顧客が何を検索しているか、どのような言葉やフレーズを使用しているかを調査します。これにより、ウェブサイトのコンテンツが顧客の検索に適合するようになります。
- オンページSEO:ウェブサイトの各ページを最適化します。これには、タイトルタグ、メタディスクリプション、ヘッダータグ、内部リンク、画像最適化などの調整が含まれます。また、質の高いコンテンツの作成も重要です。
- オフページSEO:ウェブサイト外部で行う最適化です。これには、他のウェブサイトからのバックリンクの取得などが含まれます。信頼性の高いサイトからのバックリンクは、検索エンジンにあなたのサイトが価値あるリソースであると認識させます。
SEO集客の利点は、長期的な視点で見れば非常にコスト効果が高いということです。一度適切なSEOが施され、良好な検索順位を得たページは、長期間にわたって訪問者を集め続ける可能性があります。また、検索エンジンから訪れるユーザーは、あらかじめ特定の情報を求めて検索しているため、商品やサービスに対する興味・関心が高いという特徴もあります。
ただし、SEOは即効性があるものではなく、検索エンジンのアルゴリズムによって順位が決まるため、努力が結果に反映されるまでには時間がかかることもあります。また、検索エンジンのアルゴリズムは定期的に更新されるため、最新のSEOのトレンドや変更点について常に学び続ける必要があります。
Web広告に求めるのは即効性と再現性
Web広告に求めるのは即効性と再現性(確実性)です。
とにかく早く結果を出すことにこだわり、「少しでも集客単価(CPA)を下げる」ことを目標としていきます。
かけたお金(広告費)に対して売上がどれくらいあったのか?をしっかりとフォローアップすることが重要です。
広告の副次的な効果として、「認知度向上」があります。
認知度やブランドイメージを上げることで、中長期的に集客力を高めることも可能です。
しかし、まず考えるべきは「すぐに効率的に売上を上げる広告手法」です。
広告するときにはしっかりと数字をフォローしましょう
広告のデメリットは「掛け捨て」
広告は基本「かけすて」です。
広告を止めたら一気に集客できなくなります。
広告がうまくいっている間は良いのですが、広告の効率が低下したら、売上も同じように低下してしまいます。
広告の効率は外部環境に依存する部分も大きく、常に一定の効果が得られるわけではありません。
広告だけでは集客の柱が弱いので、SEOやその他施策で柱を補強していくようにしましょう。
とはいえSEOより再現性が高いとおもいます
SEO集客に求めるのは資産性
SEOは資産性の高い施策です。
SNS(特にYouTube)も資産性が高いのですが、SEOもそうとう資産性があります。
「一度構築してしまえば広告しなくても集客できる施策」がSEOです。
その代わり。。。
すぐに集客効果が出るわけではありませんし、SEO対策をすれば必ず効果が出るということでもありません。
SEOのよくある間違い
SEO業者に頼んだのにSEOの順位があがらないんだけど
このような質問もおおいのですが、正直・・・
そんな簡単に上がってたまるかい!!
って思います。
SEOはコツコツ継続していくからこそ資産性が出てくる「長期投資」のようなものです。
- 頑張って週2でジムにいってるのにモデル体型にならない
- 頑張って英単語を覚えたのに英語が話せない
- 毎月1000円投資してるのに3ヶ月たってもお金が増えない
SEO業者に依頼したのにすぐに順位が上がらないというのは、上記のようなイメージに近いです。
週2回ジムに行ってそれだけでモデルのようにはなれません。
頑張って週2回通っているかもしれませんが、モデルはもっと、もっと、もっと、もっと、もっと…それだけにフォーカスして頑張っています。
SEOも一緒です。
大きなキーワードで上位を取っているサイトというのは、それはもう。。。めちゃくちゃなコストをかけて「頑張っています」。
中長期的にはSEOが大切な施策だと分かっているからこそ、お金をかけてSEO対策しています。
そこに挑もうというのだから、それなりの覚悟が必要です!
でも・・・だからといって諦める必要はありません。
「ニッチなキーワードを狙って」、コツコツ対策をしていくことで、SEOの種は花開きます。
資産性のないSEO対策には注意
繰り返しますが、SEOに求めるものは資産性です。
逆に、資産性のないSEOには注意が必要です。
例えば…「業者からサイトをレンタルしている」などです。
自分のドメインではなく、業者のドメインを利用してSEO対策を行っている場合、それは「あなた自身の資産にはなりません」。
掛け捨ての状態です。
掛け捨てで即効性を求めるなら広告をしたほうが効果的だと思います。
資産性のないSEO対策にはご注意ください。