ホットペッパービューティの予約に関連するAPIは2017年に公開を停止しているらしいです。
別のアプリやシステムとホットペッパービューティーの予約を自動連携して管理することはできないってことですね。
EPARKや楽天ビューティーなどから入ってくる予約とホットペッパービューティーからの予約が連携できないので、最悪ダブルブッキングしてしまう可能性もあります。
ホットペッパーで入った予約枠に関しては、別システムで消していく(予約済み)にする必要があるってことになります。
ってことで今回は、美容系サロン経営におけるホットペッパービューティーの予約に関していろいろと考えてみたいと思います。
この記事がおすすめな人
- 美容院
- 美容サロン
- 美容クリニック
- 脱毛サロン
- リラクゼーションサロン
- などなど
APIとは?
「API」とは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programing Interface)」の頭文字をとったもので、「インターフェース」という言葉が意味するように「境界線」「接点」を用いてアプリケーションをつなぐ機能を提供します。−NTT
ホットペッパービューティーのメリット
美容系の店舗集客でかかせないのがホットペッパービューティですよね!
サロン予約や検索に関して圧倒的なシェアを占めているのがホットペッパービューティです。
言うまでもなく美容系集客サイトでは日本一です。
集客力が半端ない
ホットペッパービューティのメリットはなんといってもその集客力です。
ホットペッパービューティを見て来店を決めるというケースは圧倒的に多く、逆に、ホットペッパービューティに掲載されていない店舗の場合、「え?そんなとこあっあの?」ってなりがちです。
ユーザーとしては決済や予約がしやすい
ユーザー目線で考えてみると、ホットペッパービューティであれば決済や予約が非常に簡単です。
ホットペッパー内のポイントを使用することもできますし、クーポンなども気軽に使えます。
料金提示も明確で、「それ以上請求されない」っていう安心感もあります。
はじめての店舗の来店や予約って少なからず不安があると思いますので、ホットペッパーで不安を解消できると集客力を上げることができます。
ホットペッパービューティーのデメリット
ホットペッパービューティのデメリットはなんといってもその掲載料です。
高いです。
定額課金システム
ホットペッパービューティは「定額課金」のため、予約が入っても入らなくても費用が発生します。
最安のプランで掲載していたとしても、ホットペッパーからの集客がなければ損をするということになります。
ホットペッパーからの集客がなくても、「ホットペッパーに掲載して露出を増やすことで認知度を上げる」ことで、HPやSNSからのお申し込みにつながるケースもあります。
【注意】
掲載料の他にホットペッパー経由予約の手数料が必要になります。
ホットペッパー使用ユーザーは固定客になりにくい?
ホットペッパーでサロンを検索しているユーザーは、比較的ライトユーザーと考えられます。
ガッツリとサロンの持つ技術のファンというよりは、「今日行ける店舗」や「少しでもお得な店舗」、「安く行ける店舗」や「かわいい・かっこいいスタッフのいる店舗」などを探している可能性が高いです。
ホットペッパー検索で来店した顧客は固定客になりにくいのかもしれません。
もちろん、ホットペッパーで来店してからそのサロンのファンになって、固定客になってくれるということは考えられます。
以下はイメージです。
SNSからの集客
ファンになる(気になる)→来店する→固定客
ホットペッパー
今日行ける・お得なクーポン→来店する→今日行ける・お得なクーポン→別サロンへ
ホットペッパーをお問い合わせページやHPとして利用する
ホットペーパービューティーを予約システムとして割り切って使用するという考え方もあります。
ユーザーが決済しやすかったり、予約が取りやすくなるようにホットペーパービューティーを利用するのはおすすめです。
もちろんホットペーパー検索からの集客を見込むこともできます。
また、ホームページやウェブサイトを作ってないという店舗の場合であっても、ホットペーパービューティーのページがあればユーザーは安心して店舗情報を閲覧することができます。
ホームページ制作や管理に月額費用が発生しているのであれば、その費用をホットペーパーに回したほうが良いかもしれません。
ホットペッパーの予約は他システムと連携できない
ホットペーパービューティーの大きな問題点として、ホットペーパービューティーで予約された場合、他の予約管理システムと連携できない(簡単にできない)ということがあります。
絶対できないわけではないのですが、個人がググって連携できるというものではありません。
ココが大きな問題点です。
楽天ビューティやイーパーク、他の予約システム(自社HPなど)から予約が入った場合、ホットペッパー側の予約枠を手動で調整する必要があります。
逆も同じで、ホットペーパービューティーで予約が入った際には、他のシステムの予約枠を調整しなければいけません。
ホットペッパーの予約を自動で連携するには?
ホットペーパービューティーからの予約を自動で連携するには外部ツールを使用する必要があります。
各社様々なシステムを用意していますので、自分にあったものを使用するということになります。
しかし、ホットペーパービューティーの掲載料に加え、別システムの使用量なども発生してしまうので、一気にサロン運営費用を圧迫してしまう可能性もあります。
ホットペーパービューティーを使用する場合には…
- ホットペーパービューティーを基本にする(他システムをあまり使わない)
- 外部ツールで連携する
- ホットペーパービューティーは「認知向上」と割り切る
サロンイメージや予算感などにもよりますが、比較的低コスト帯で多くの人を集客したいというタイプの店舗との相性が良い気がします。
逆に、一人でサロンを運営していて、いつも満席(予約いっぱい)っていう場合、ホットペーパービューティーの掲載が機会損失になっている可能性も高いので、そのような場合には自社サイトで予約できるようなシステムを検討するのも良いでしょう。
【裏技?】スクレイピングでホットペッパーの予約を連携できる?
ホットペッパービューティーの予約をGoogleカレンダーと連携して一元管理するためには、スクレイピングという技術を使う必要があります。
いわゆる「業者のツール」はスクレイピング技術を応用しているため、スクレイピングによって一元管理しようと思えばできます。
しかし、スクレイピング自体のハードルがめっちゃ高いことや、スクレイピングができた(やってもらった)ところで、それを紐付けて連携する作業が必要になるなど、現実的にはほぼ不可能なレベルだと思います。
スクレイピングについて学ぶ時間がもったいないくらいのハードルになりますので、自分でやるのはおすすめできません。
スクレイピングはホットペッパービューティーを連携させる裏技として紹介されていることもありますが、難易度が高すぎるというイメージです。
ウェブスクレイピング(英: Web scraping)とは、ウェブサイトから情報を抽出するコンピュータソフトウェア技術のこと。通常このようなソフトウェアプログラムは低レベルのHTTPを実装することで、もしくはウェブブラウザを埋め込むことによって、WWWのコンテンツを取得する。ウェブスクレイピングはユーザーが手動で行なうこともできるが、一般的にはボットやクローラ(英: Web crawler)を利用した自動化プロセスを指す。
‐Wikipedia