働き方が多様化する現代、自宅で働きながら自分の時間を自由にコントロールできるフリーランスの働き方が注目を集めています。特に、子育て中のママや主婦の方々にとって、在宅で稼ぐことが可能なフリーランスという選択肢は大きな魅力となるでしょう。
しかし、「フリーランスになりたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」「どんなスキルが必要なのか、どの業種にチャレンジすればいいのか迷っている」など、始める前の不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
このブログでは、そんなフリーランス初心者の皆様に向けて、Web系フリーランスとして在宅で稼ぐための具体的なステップを7つに分けてご紹介します。まったくのゼロから始める方でも、このガイドを一歩一歩進めていけば、自分だけのフリーランスビジネスを立ち上げ、成長させるための道筋が見えてくるはずです。
ステップ1:「ikigai」自分のスキルとパッションを見つける
画像引用:BetterUp
フリーランスとして稼いでいくためには、「ikigai」を見つけることが重要です。
ikigaiとは以下の4つの要素が重なり合う部分だと定義されています。
- What you love:好きなこと
- What you are good at:得意なこと
- What the world needs:世界が必要とすること
- What you can be paid for:お金を支払ってもらえること
これが日本古来の「生きがい」なのかどうかはわかりませんが、わかりやすい解釈ですよね。
好きなことだけでもダメ
得意なことだけでもダメ
世界が必要としていて、お金を支払ってもらえるもの(こと)である必要がある。
好きなこと・得意なことの見つけ方
- 自分がついついやってしまうことはなにか?
- 人に「よくそんなにできるね」って言われることはなにか?
- 人は楽しそうにしていても自分が興味を持てないものはなにか?
- 「これやってるの自分だけなんじゃないか」ってことはなにか?
このような質問に答えていくことで、自然と自分の型が見えてきます。
自分の好きなことってなんだろ?って方は、「自分がついついやってしまうこと」、「わかっていても止められないこと」にヒントがあるんじゃないかなぁって思います。
ステップ2:市場調査とニッチの特定
自分が得意とするスキルや知識があることは素晴らしいことですが、それが求められているかどうかを確認するためには市場調査が必要です。
また、そのスキルをどのように位置付け、どのターゲット市場に訴求するかを決めることが重要です。これを「ニッチの特定」と言います。以下に市場調査とニッチの特定のプロセスを説明します。
今すぐに求められていなくても、「いつか」花広くことがあるから、ブレスト段階では「コレは駄目だ」っていう先入観を持たずにどんどんアイデア出していこう。
市場調査
市場調査とは、あなたのスキルやサービスに関心を持つ可能性がある人々の行動、ニーズ、挑戦を理解することです。ここでは、以下のような質問に答えることが重要です。
- あなたのスキルはどの業界で主に利用されていますか?
- あなたのスキルに対する需要はどの程度ありますか?その需要は増えていますか、それとも減っていますか?
- あなたの競争者は誰ですか?彼らはどのようなサービスを提供していますか?
- 顧客は現在、あなたのスキルにどのくらいの価値を見出していますか?
フリーランスのプラットフォームや業界団体のウェブサイト、SNS上のグループなどは有用な情報源となります。
chatGPTとかに市場調査してもらえばざっくり分かるよ。
ChatGPTに聞いてみた
日本の「Webライティング市場」ってどのくらい?
Webライターとして稼ぐのは難しい?
日本のWebライティング市場は、インターネット利用者数の増加とともに大きく成長しています。特に、コンテンツマーケティングの重要性が認識されるにつれて、ウェブサイトの品質向上やSEO対策のために良質な文章を必要とする企業が増えてきています。
Webライティングは、企業や個人が情報を提供する主要な手段となっており、商品やサービスの説明、ブログ記事、ニュースリリース、ソーシャルメディアの投稿など、さまざまな形で必要とされています。これらのコンテンツは企業のブランドを構築し、顧客との関係を深める上で非常に重要です。
Webライターとして稼ぐのが難しいかどうかは、いくつかの要素によります。まず、ライティングスキルはもちろん、特定のトピックや業界についての知識、SEOに関する理解など、特定のスキルと経験が求められます。また、クライアントを見つけ、持続的な仕事の流れを確保するためのマーケティングスキルも必要です。
報酬は、プロジェクトの規模、内容、必要なスキルレベル、クライアントの予算などによります。初めてのフリーランサーでも、一定のスキルと経験があれば適正な報酬を得ることが可能です。しかし、より複雑で高度なライティングスキルを持つライターや、特定の専門知識を持つライターは、より高い報酬を得ることができます。
Webライターとして成功するためには、高品質なコンテンツを一貫して提供すること、クライアントと良好な関係を築き続けること、市場の動向を理解し、必要なスキルを持つことが重要です。また、自分自身を効果的にマーケティングするために、SNSや個人のウェブサイトを活用することも有効です。
Webライターとしてのキャリアを追求することは、時間と労力を必要としますが、適切なスキルと努力を持っていれば、報酬の面でも、自分自身の成長の面でも、大きな満足感を得ることができます。
ニッチの特定
次に、あなたのスキルやサービスを特定のニッチ、つまり特定のターゲット市場に絞り込む必要があります。
ニッチを特定することで、マーケティングが効率的になり、競争から差別化することができます。
例えば、あなたがウェブデザインのスキルを持っている場合、全ての業界の全ての企業を対象にするのではなく、特定の業界(例:健康食品のスタートアップ)や特定の顧客のニーズ(例:eコマースのウェブサイトのリデザイン)に特化したサービスを提供することができます。
ニッチを選ぶ際は、以下の点を考えてみてください:
- あなたが情熱を持って取り組めることは何ですか?
- あなたが他の人よりも深い知識や経験を持っている分野は何ですか?
- あなたのスキルを最も必要としている市場や業界は何ですか?
ここでもikigaiが重要になるね
ステップ3:ポートフォリオの作成
ポートフォリオは、フリーランサーにとって自分のスキルと経験を証明するための最も効果的なツールの1つです。
「僕はこれができます!」ってアピールする履歴書みたいなもんですね。
学歴や職歴よりも、「コレができる」とか、「これを創った」っていう経歴のほうが重要視されます。
ポートフォリオがあれば、クライアントに対して自分が何をできるのか、どのような価値を提供できるのかを具体的に示すことができます。
以下に、強力なポートフォリオを作成するためのステップをいくつかご紹介します。
あなたのスキルを強調する作品を選ぶ
まず、ポートフォリオに含める作品を選びます。これはあなたがこれまでに行った仕事やプロジェクトから選びますが、その際にはあなたのスキルと専門性を最もよく示す作品を選ぶことが重要です。
たとえば、Webライティングのスキルをアピールしたい場合、あなたが書いたブログ記事、ウェブサイトのコンテンツ、ソーシャルメディアの投稿などを選びます。
ライティング案件をとりたいなら、自分のブログや自分の書籍、論文などがあるとわかりやすいですよね。
「〇〇ができるように頑張ります!」よりも、「ブログこれです。一度見ていただき良ければお声がけ下さい」のほうがかっこいいです。
クリエイティブなデザインにしよう
ポートフォリオはあなたのプロフェッショナルなイメージを反映するものですので、そのデザインには十分な注意を払う必要があります。
視覚的に魅力的で、使いやすいレイアウトを持つポートフォリオを作ることで、クライアントに良い印象を与えることができます。
クリエイターとしてアピールするチャンスです。
「見せ方」を考えましょう。
コンタクト情報の明記:
ポートフォリオには、あなたに連絡を取るための明確な情報(電子メールアドレス、ソーシャルメディアのアカウントなど)を含めることが重要です。これにより、クライアントはあなたに直接仕事を依頼することができます。
これらのステップを通じて、ポートフォリオはあなたのスキルと経験、そしてあなた自身の価値を示す重要なツールとなります。そして、それはあなたが新しいクライアントを獲得し、自分のビジネスを拡大するための道筋を示すものとなるでしょう。
ステップ4:クライアントの獲得
まずはココナラとかクラウドワークスとかランサーズとか使って仕事をとってみましょう。
特定のプラットフォームでの作業は、手数料なども結構高くて収益に限界がありますので、いつかは直接契約を取ることが重要になるのですが、スキルアップにはもってこいです。
クラウドソーシングを使わずに、「どうやって仕事取ればいいの?」みたいなのはやめましょう。
本気でやりたいなら手数料とか考えずにまずは仕事しましょう。
直接契約を取るには?
直接契約をとるには「営業」が必要です。
SNSでDMを送ってみたり、企業のお問い合わせフォームからメールをしてみたり、企業に直接手紙を送ってみたり…
営業しないと仕事はとれません。
超有名なインフルエンサーとかであれば企業側からオファーが来ますが、基本的には営業で契約をとっていく形になります。
SNSのDMがおすすめな理由5選
- アクセシビリティ: SNSは手軽に利用でき、大勢の人々が日常的に使用しています。そのため、顧客や見込み客と容易に接触できます。
- パーソナルなコミュニケーション: SNSのDMを利用すると、対象者に直接メッセージを送ることができます。これは一対一のコミュニケーションであり、個々の顧客や見込み客にパーソナライズされたメッセージを送ることが可能です。
- リアルタイムな反応: DMはリアルタイムに反応を得られるツールです。メッセージを読んだ相手からすぐに返信がもらえる可能性があります。
- ユーザーの関与度の高さ: SNSは一般的にユーザーがアクティブに情報を探す場所です。彼らは自分が関心のある情報を探すため、関心がある情報に対しては反応しやすい傾向があります。
- ターゲット層の特定が容易: SNSはユーザーの属性や興味、行動パターンに基づいてターゲット層を特定しやすい媒体です。そのため、DMを送る相手を適切に選ぶことが可能です。
- 費用対効果: SNSのDMは基本的に無料で使用できます。大規模な広告費を必要とせずに、見込み客に直接メッセージを届けることが可能です。
ステップ5:価格設定と契約
ここがめっちゃくちゃ難しいです。
ここをすっ飛ばすためのクラウドソーシングです。
ココナラとかであれば「サービスの相場」がありますので、価格も設定しやすいです。
契約書の作成やリーガルチェック、機密保持(NDA)などもプラットフォームがある程度負担してくれるので、めちゃくちゃ楽です。
決済も楽だし、お金が支払われないかも…っていう心配もほとんどないし、トラブルがあれば運営がある程度手伝ってくれるし…
これらは圧倒的なメリットです。
フリーランスとして大きな企業と直接契約するのはマジで怖いですよ…
直接契約の際にリーガルチェックをお願いするとめっちゃお金かかります。
しかし、重要なことなのでしっかりやっておく必要があります。
ステップ6:【重要】高品質なサービスの提供
良いサービスを提供すること。
もうこれに限ります。
良いサービスさえ提供できていれば(提供し続けられていれば)、クライアントは次から次にやってきます。
クライアントがクライアントを呼んできてくれる状態になります。
自分のサービスは最高だって思っていても、それは「世界」にとっていいことじゃないのかもしれない。
逆に、「こんなんでいいのかな」と思っても、「世界」がいいと思えばビジネスは成立します。
稼ぐのは簡単。稼ぎ続けるのが難しい。
webのフリーランスとしては「1円稼ぐ」ことが難しいといわれますが、実際にはそれ以上に「稼ぎ続ける」ことが難しいです。
ゼロイチはもちろん大変です。
ポートフォリオを作って、アカウントをつくって、いろいろやらなきゃいけない。
でも、それ以上に、高品質なサービスを提供してリピーターになってもらうことのほうが大変です。
長期的に契約したいと思ってもらうには…
GiveGiveGiveGiveです。
稼ぎ続けるためのマインドが学べる
ステップ7:ビジネスの成長
フリーランスとして始めたビジネスが軌道に乗ったら、次はその成長に焦点を当ててみましょう。
成功を持続させ、事業を拡大するためにはいくつかのステップが必要です。
常に先を見て動かないとジリ貧になっていきます。
1. 新たなスキルの習得:
技術は日々進化しており、特にWeb関連のフリーランス業界では新しいスキルや知識を学ぶことが重要です。SEOの最新のベストプラクティス、新しいデザインツール、新しいプログラミング言語など、常に学び続けることで、自分のサービスを競争力のあるものに保つことができます。
現在のスキルや仕事とシナジー(相乗効果)のある勉強をするのがおすすめ。
自分のやりたい勉強が一番だけどね!
2. ネットワーキング:
他のフリーランサーや業界のプロフェッショナルとの関係を築くことは、新しい機会を見つけるために非常に重要です。ネットワーキングイベントに参加したり、オンラインコミュニティに参加したりすることで、自分の知識を広げるだけでなく、新しいクライアントやパートナーを見つける機会も増えます。
ライターがデザイナーと交流することで「サイト制作チーム」が出来上がり、お互いのクライアントにとってより良いサービスが提供できるようになれば、新たなクライアントを獲得しやすくなります。
「フリーランス=ひとり」ではありません。
気の合う仲間とチームを組むのが理想です。
3. 定期的なマーケティング活動:
自分のサービスを積極的に宣伝し、新たなクライアントを引き寄せるためには、定期的なマーケティング活動が必要です。SNSの活用、ブログの更新、電子メールマーケティングなどを通じて、自分のビジネスを前に出すことが重要です。
いろんなマーケティング手法に挑戦してみよう!
4. 長期的なビジネス計画の策定:
ビジネスが成長し続けるためには、長期的なビジネス計画が必要です。自分のビジネスが次にどこに向かいたいのか、何を達成したいのかを明確にし、それに向けた具体的なステップを計画します。
一度時間を作って、本格的な事業計画書みたいなものを作っても良いかもしれません。
補助金や助成金、融資を受ける際には必要になるので、そのトレーニングを兼ねて事業計画を作ってみましょう。