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デザインとアートの違いを理解すること
アートは自己表現の手段であり、感情や考えを伝えるためのものです。
一方、デザインは特定の目的やメッセージを伝えるための手段です。
デザインは機能的であり、ユーザーのニーズを満たすことを目的としています。
Webデザイナーには、特定の目的(サービス購入を促す、問い合わせを増やすなど)を達成するためのデザインが求められます。絵が上手ければ良いデザイナーになれるわけではありません。美しいデザインを作る以外の技術が重要になります。
デザインは情報をよりよく魅せるテクニックのひとつ
デザインは情報を整理して周りに分かりやすく伝える
コミュニケーションの手段です
デザインは、情報を効果的に伝えるための強力なツールです。特に、情報過多の現代社会において、情報を目立たせ、伝えるための方法としてデザインの重要性は増しています。以下に、デザインが情報を魅せるためのテクニックについて詳しく解説します。
- 視覚的際立たせる: 人間は視覚的な生き物であり、色や形に強く反応します。鮮やかな色やユニークな形状を使用することで、情報を目立たせることができます。
- 情報の階層化: 重要な情報を大きな文字で、または太字で表示することで、情報の優先順位を視覚的に伝えることができます。
- バランスと調和: デザインの要素を適切に配置することで、情報を整理し、読みやすくします。バランスの取れたデザインは、情報をスムーズに伝える助けとなります。
- シンプルさ: 複雑な情報も、シンプルでわかりやすいデザインにすることで、ユーザーの理解を助けます。余計な要素を取り除き、必要な情報だけを強調することで、メッセージが明確になります。
- ストーリーテリング: デザインを通じて物語を伝えることで、情報に感情や背景を加えることができます。これにより、ユーザーは情報により深く関与することができます。
デザインは、情報を魅力的に、効果的に伝えるためのテクニックの一つですが、それだけでなく、情報の価値を高め、ユーザーの関心を引きつける役割も果たしています。デザインの力を最大限に活用することで、情報をより魅力的に、そして効果的に伝えることができます。
Webデザイナーの種類
Webデザインの分野は広く、多くの専門職が存在します。
Webデザイナー
Webサイト全体のデザインを担当します。レイアウト、色、タイポグラフィなどの要素を組み合わせて、魅力的なサイトを作成します。
Webサイトのデザインだけではなく、広告バナーや名刺のデザイン、ロゴのデザインまで、幅広いデザインができると仕事が取りやすくなります。
UI/UXデザイナー
UI(User Interface)はユーザーが直接触れる部分のデザインを担当し、UX(User Experience)はユーザーの体験を最適化するためのデザインを担当します。
デザインの美しさだけではなく、ユーザーが使いやすい(見やすい)Webサービスを作ることが重要になります。
コーダー
デザインを実際のWebサイトに反映させるためのコーディングを担当します。HTML, CSS, JavaScriptなどの言語を使用します。
コーディングだけを担当するコーダーにも多くの需要があります。
LPデザイナー
ランディングページ(LP)のデザインを専門に担当します。目的に応じた効果的なデザインを作成します。
Webデザイナーの役割
Webデザイナーはただデザインするだけでなく、多くの役割を持っています。
サービスを良く魅せていくのがデザイナーの仕事です。
マーケティングやブランディングの知識があると最高です!
Webデザイナーに求められるスキル
- デザインに関する基礎知識: 色彩学、タイポグラフィ、レイアウトなどの基本的なデザインの知識。
- デザインツールのスキル: Photoshop, Adobe XD, Illustratorなどのツールを使いこなす能力。
- HTML/CSSのコーディングスキル: Webデザインを実際のサイトに反映させるためのスキル。
- UI/UX設計: ユーザーの体験を最適化するためのスキル。
- WordPress: 世界で最も人気のあるCMSを使いこなす能力。
- ヒアリングスキル: クライアントのニーズを正確に把握するためのスキル。
- Webマーケティングの知識: サイトの目的に合わせたデザインをするための知識。
- ビジネススキル: プロジェクト管理やコミュニケーション能力など。
Webデザイン案件の流れ
- ヒアリング(ヒアリングシート作成)
- 企画〜コピーライティング
- ワイヤーフレーム製作
- デザインラフ製作
- デザインカンプ
- コーディング
ヒアリング(ヒアリングシート作成)
ヒアリングはプロジェクトの最初のステップで、クライアントの要望や目的を正確に把握するための重要なプロセスです。この段階でのコミュニケーションは、プロジェクトの成功を左右するため、詳細なヒアリングシートを作成し、サイトの目的、ターゲットユーザー、必要な機能、期待するデザインの方向性などを深く掘り下げます。例えば、オンラインショップを開設したいクライアントからは、販売する商品の種類や、想定する顧客層、サイトでの主要なアクション(商品購入、問い合わせなど)について詳しくヒアリングします。
情報の聞き取りです。
クライアントの中には、Web系の知識が少ない人からビビるくらいのレベルの人までいます。
クライアントに合わせた話し方をしましょう。
「スクールで簡単な言葉を使うように指導されました」というのは必ずしも正しくありません。
プロ相手に小学生にも分かるように説明するのは失礼です。
相手を見て、話し方を変えましょう。
企画〜コピーライティング
ヒアリングで得た情報を基に、サイトの全体的な構成やコンテンツの方向性を決定します。この段階では、サイトのストーリーテリングや、どのような情報をどのページで伝えるかなどの大まかな企画を行います。また、サイト全体のメッセージや、各ページのテキスト内容もこの段階で考えます。オンラインショップの場合、商品の特徴や魅力を伝えるキャッチコピー、商品説明文、購入を促すコールトゥアクションの文言などを考案します。
企画やライティングは別チームが動くというパターンもあります。
状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
自分のチーム(いつものメンバー)を持っておくのがベストです。
ワイヤーフレーム製作
サイトの大まかなレイアウトや構造を決定するためのスケッチを作成します。ワイヤーフレームはサイトの「骨組み」とも言えるもので、具体的なデザインや色はまだ考慮しません。主に、情報の配置やページ間の遷移、ユーザーの操作フローなどを明確にします。トップページには大きなバナーを配置し、その下に人気商品の一覧、フッターには連絡先情報やSNSリンクを配置する、といった具体的なレイアウトを決定します。
ワイヤーとラフの順序はプロジェクトによって異なります。
ワイヤーを担当する人とラフを担当する人で分かれるパターンもあります。
ワイヤー:骨組み
ラフ:エクステリア・インテリア
デザインラフ製作
ワイヤーフレームを基に、具体的なデザインのイメージを作成します。この段階では、色やフォント、画像などの要素を考慮して、サイトの雰囲気やブランドイメージを形成します。例として、オンラインショップのブランドカラーをミントグリーンとゴールドに決定し、それに合わせてデザインラフを作成することが考えられます。
しっかりとヒアリングしてクライアントにあったものを提案しましょう。
デザインカンプ
デザインラフをさらに詳細化し、実際のサイトとしての完成形を示すデザインを作成します。この段階でのデザインは、クライアントや関係者からのフィードバックを受け取りながら何度も修正を重ね、最終的なデザインを固めていきます。商品画像やテキスト、ボタンなどの具体的な配置やデザインを決定し、全ページのデザインカンプを完成させます。
デザインカンプとは「完成されたサンプル」です。
コーディング
デザインカンプをもとに、実際のWebサイトとして動作するようにコードを書きます。HTML, CSS, JavaScriptなどの言語を使用して、デザインを実際のサイトに反映させます。トップページのバナーにはスライドショー機能を追加し、商品一覧はホバーすると詳細ボタンが表示されるようにするなど、デザインカンプ通りの動きやレイアウトを実現します。
デザインを作るだけではサイトに「反映」させることができません。
コーディングまで自分でできるデザイナーは仕事取りやすいです。
html/CSS, JSなどを勉強しよう